【オーストラリアの卵事情】日本と違う?生卵を買う時のポイントは?
- 2025年07月20日
- 留学ガイド
日本でもオーストラリアでも、卵は毎日の食卓に欠かせない日常的な食材です。あらゆる料理に使えて比較的安価なので、オーストラリアでも使いたいところですが、国によって卵事情はさまざま。卵の取り扱い方や新鮮度、種類などが日本と違う場合があります。
この記事では、オーストラリアの卵事情をご紹介。オーストラリアの卵は日本と同じように生で食べられるのか、また生卵の選び方のポイントなどを解説します。
オーストラリアの卵は生で食べられる?賞味期限は?
オーストラリアでは、卵を生で食べる習慣はありません。基本加熱することを前提にしていることもあり、賞味期限も約1ヵ月と日本の倍以上に設定されていることが多いです。日本より賞味期限が長いからといって、新鮮であるとは限りません。生で食べるのは避けた方がよいでしょう。
生卵が食べたい場合は、生産者から直接購入できるファーマーズマーケットで買うのがおすすめです。いつ採った卵なのか、どんな飼料や飼育環境で生産されているのかを、生産者に直接確認できるので安心です。ただ、鮮度が高い場合も、胃腸に自信がある人しか生で食べないようなので、なるべく加熱処理することをおすすめします。
オーストラリアの卵の種類
オーストラリアでは、卵を産む鶏の飼育方法や飼料の種類によって卵の種類が分けられます。ここからはオーストラリアで販売されている4種類の卵を紹介します。
Cage Egg
Cage Eggは、名前の通り、ケージに入れて飼育されている鶏の卵です。鶏の世話や健康管理がしやすく、生産性は高いのですが、狭い場所に閉じ込められ、日光に当たらないといった、鶏にとってストレス負荷の高い環境で飼育されます。動物愛護の観点から、現在では取り扱うスーパーがほぼないとのこと。栄養価も低く、低価格で売られることが多いようです。
Cage Free Egg/Barn-laid Egg
Cage Free Eggは、名前の通り鶏をケージに入れず、鶏舎の中を自由に歩き回ることができる環境下で飼育された鶏の卵を指します。とはいえ、実際は狭い鶏舎の中に多数の鶏を飼育しているケースが多く、のびのびと羽を伸ばすような開放的な飼育環境を整えているところは少ないよう。ただ、その分生産性が高くコストもそれほどかからないため、低価格な場合が多いです。
Free Range Egg
敷地内を自由に動き回ることができ、食事や寝る時のみ鶏舎に戻るという飼育環境で生産された鶏の卵です。鶏本来の生き方に近い状況で飼育されているため、ストレス負荷は低くなっています。しかし、鶏の安全確保や管理に手間がかかったり、広い敷地内に産み落とされた卵を人の手で回収したりする必要があり、経費・人件費がかかることから値段は高めです。
Organic Egg
オーガニック飼料を与えられ、成長促進剤やホルモン剤を投与されずに自由に飼育された鶏の卵です。飼料のコストが4種類の卵の中でもっとも高いため、一番値段が高い傾向があるようです。
オーストラリアでの生卵の選び方のポイント
オーストラリアで買う卵は、1パック中1つ2つは割れていることが珍しくありません。状態をしっかりチェックしてから買うことをおすすめします。
日本では透明のパックで売られていることが多く、簡単に卵の状態をチェックできますが、オーストラリアでは透けない素材のパックのせいで、卵の状態がわかりません。そのため、パックを開けて卵の状態を直接確認してから買う人が多いようです。
割れていても加熱をすれば…と思う方もいるかもしれませんが、そこから雑菌が入り込む可能性もあります。しっかりチェックして、割れたものは避けた方が無難です。
以上、オーストラリアの卵事情の解説でした。食中毒を引き起こさないよう、念のため生で食べるのは避け、割れていないかチェックをしてから購入するようにしてくださいね。
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