オーストラリアのバスの乗り方完全ガイド|ICカード・タッチ決済・都市別ルール
- 2024年11月29日
- 留学ガイド
日本より広大な土地を持つオーストラリアは、電車の路線数や本数が日本ほど多くなく、車を使わない場合はバスでしか行けない場所が数多くあります。留学やワーキングホリデーでオーストラリアに行けば、バスは日常的に使う移動手段になるでしょう。
この記事では、オーストラリアでのバスの乗り方を2026年最新の情報で解説します。日本人が戸惑いがちな「手を挙げて停める」独特の習慣から、ICカードとクレジットカードのタッチ決済、都市別のルールまで詳しく紹介するので、渡航前にぜひチェックしておきましょう。
留学・ワーホリのご相談はお気軽に!
まずは運賃の払い方を知ろう(ICカード&タッチ決済)

オーストラリアでバスに乗るには、運賃を払う手段を用意しておく必要があります。方法は大きく2つ。州ごとのICカードと、クレジットカードのタッチ決済です。
① 州ごとのICカード(日本のSuica・ICOCAにあたる)
ICカードは州によって名前が異なります。空港・コンビニ・駅などで購入でき、お金をチャージして使うプリペイド式が基本です。
| 州・地域 | 主な都市 | ICカード名 |
|---|---|---|
| ニューサウスウェールズ州(NSW) | シドニー | Opal(オパール) |
| ビクトリア州(VIC) | メルボルン | Myki(マイキー) |
| クイーンズランド州(QLD) | ブリスベン・ゴールドコースト | go card(ゴーカード) |
| 西オーストラリア州(WA) | パース | SmartRider(スマートライダー) |
| 南オーストラリア州(SA) | アデレード | metroCARD(メトロカード) |
| ※パースの交通ネットワークは「Transperth(トランスパース)」、ICカードは「SmartRider」です。名前が紛らわしいので注意しましょう。各カードの料金・チャージ方法・上限額(キャップ)の詳細は交通系ICカード徹底比較の記事で解説しています。 | ||
② クレジットカードのタッチ決済(2026年の大きな変化)
ここ数年で最も大きく変わったのが、Visa・Mastercardのタッチ決済(コンタクトレス)でそのままバスに乗れる都市が急増したことです。ICカードを作らなくても、手持ちのタッチ決済対応クレジット/デビットカードやスマホ(Apple Pay・Google Pay)をリーダーにかざすだけで乗車できます。
| 都市 | バスでのタッチ決済(2026年時点) |
|---|---|
| シドニー | ◎ 全モードで対応。Opalカードとほぼ同じ運賃・上限額が適用される |
| パース | ◎ 2025年12月からVisa/Mastercardのタッチ決済に対応 |
| アデレード | ◎ 2026年2月に鉄道網まで対応完了。紙のチケットは廃止済み |
| ブリスベン | ◎ go cardのほか、タッチ決済にも対応 |
| メルボルン | 〇 電車・トラムに続き、バスも2026年7月頃から順次対応が開始 |
| ※タッチ決済でもICカードと同じ上限額が適用される都市が多い一方、一部の割引はICカード限定の場合があります。到着直後や短期旅行はタッチ決済、長期滞在は現地ICカードと使い分けるのがおすすめです。 | |
オーストラリアでは、ICカードやタッチ決済がないとバス・電車・フェリーに乗れない場所も多くあります。現金で乗れるバスも一部ありますが割高になりがちなので、到着したらまず支払い手段を用意しておきましょう。
バスの乗り方【4ステップ】

①バス停で「手を挙げて」バスを停める
日本ではバス停に人がいれば停まってくれますが、オーストラリアでは何もしないと通り過ぎてしまいます。乗りたいバスが近づいてきたら、運転手に見えるようにしっかり手を挙げて合図しましょう。特にCBD(中心部)以外のバス停は「リクエストストップ(合図した時だけ停まる)」扱いのことが多いので要注意です。
②前ドアから乗車してタップオンする
基本的に運転席のある前ドアから乗ります。ドア付近にICカードのリーダーがあるので、そこにカードまたはタッチ決済対応カード・スマホをかざします。乗車時に読み取ることをTap on(タップオン)と言います。緑のランプが点灯し「ピッ」と鳴れば成功です。
③降車ボタンを押して知らせる
オーストラリアのバスは、停車するバス停のアナウンスがないことがほとんどです。自分で今どこを走っているかを把握し、降りたいバス停の手前で赤い降車ボタンを押しましょう。不安なときは、乗車時に運転手へ行き先を告げて「着いたら教えて」とお願いしておくと安心です。
④降車時にタップオフする
降りる際、ドア付近のリーダーにもう一度同じカード・デバイスをかざしてTap off(タップオフ)します。降車はタップオフを忘れなければ前後どちらのドアからでもOKです。
タップオフを忘れると最大運賃が請求されます。オーストラリアでは不正乗車をチェックするインスペクター(係員)がバスや電車を巡回し、カードの抜き打ちチェックを行っています。タップオンとタップオフは必ず同じカードで行い、降車時のタップオフを忘れないよう気をつけてください。
現地の生活・交通のこともお気軽にご相談ください!
日本と違う!バス乗車の注意点
ここからは、日本人がつまずきがちなオーストラリアのバスの習慣・ルールを紹介します。
| 時刻表通りには来ない | オーストラリアに限らず、諸外国ではバスが時間通りに来ないことがよくあります。時間に余裕を持って行動し、リアルタイム位置情報アプリを併用しましょう。 |
| 乗車は前ドア、降車はどちらでも | 基本的に前ドアから乗車します。降りるときはタップオフさえ忘れなければ、前後どちらのドアからでも問題ありません。 |
| 赤いシートは優先席 | 車内の赤いシートは優先席、青いシートは一般席です。優先席を必要とする乗客が来たら譲りましょう。 |
| 運転手への挨拶 | 乗車時に「Hi」、降車時に「Thank you!」と運転手に声をかけるのが現地の習慣です。フレンドリーな交流の第一歩になります。 |
| 飲食は控えめに | 多くの都市で車内の飲食(特に匂いの強い食べ物やアルコール)は好まれません。水分補給程度にとどめましょう。 |
都市別のバス事情(2026年最新)
主要都市ごとに、知っておくと得するバス事情をまとめました。運賃の詳細は変動するため、最新情報は各州の公式サイトでご確認ください。
| シドニー | OpalカードとVisa/Masterタッチ決済の両方に対応。日曜のお得なキャップ(上限額)や、他モードへの乗り継ぎ割引が充実。空港へ向かうバス路線もある。 |
| メルボルン | Mykiが基本で、電車・トラムに続きバスもタッチ決済に順次対応中。中心部には無料でトラムに乗れる「Free Tram Zone」がある(バスは対象外)。 |
| ブリスベン/ゴールドコースト | go cardが基本。2026年時点でクイーンズランド州は運賃を大幅に抑える施策が続いており、非常に安く移動できる。Airtrain(空港鉄道)など一部は対象外。 |
| パース | SmartRiderが基本。2025年12月からタッチ決済に対応。2026年にゾーン制が廃止され「Go Anywhere(AU$3.50)」などの均一運賃に。中心部には無料周遊バス「CAT(キャット)」が走っている。 |
| アデレード | metroCARDが基本。2026年2月にタッチ決済対応が完了し、紙のチケットは廃止。中心部には無料バスも運行。 |
パースの無料周遊バス「CAT」やアデレードの無料バスは、観光にも通学にも便利です。滞在先が決まったら、近くに無料ゾーンや無料バスがないか調べてみましょう。
経路・時刻の調べ方(便利アプリ)
初めての土地でバスを乗りこなすには、経路検索アプリが欠かせません。以下を使えば、どのバスに乗ればいいか・今どこを走っているかが一目で分かります。
| Googleマップ | 出発地と目的地を入れるだけで、バスの経路・所要時間・運賃の目安・乗り換えが分かる。まずはこれが基本。 |
| 各州の公式アプリ | Opal Travel(シドニー)、Myki(メルボルン)、Translink(ブリスベン)など。残高確認やリアルタイム運行状況に便利。 |
| Moovit | 世界中の公共交通に対応した経路アプリ。リアルタイムの遅延情報や「あと何分でバスが来るか」が見やすい。 |
オーストラリアのバスは時刻表通りに来ないことも多いため、リアルタイムでバスの位置が見られるアプリを使うのが、待ち時間を減らすコツです。
ベビーカー・車椅子・自転車での乗車
オーストラリアの路線バスの多くは低床(ローフロア)で、バリアフリー対応が進んでいます。
- 車椅子:多くのバスにスロープと車椅子用スペースがあります。運転手がスロープを出してくれるので、乗車位置で待ちましょう。車椅子スペースは優先席同様、必要な人が優先されます。
- ベビーカー:折りたたまずに乗れることが多いですが、混雑時は車椅子利用者にスペースを譲るのがマナーです。ブレーキをかけて固定しましょう。
- 自転車:都市やバスによっては車内持ち込み不可の場合があります。持ち込みたい場合は事前に各州のルールを確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. オーストラリアのバスはクレジットカードのタッチ決済で乗れますか?
A. 多くの都市で乗れます。
2026年現在、シドニー・パースなど多くの都市で、Visa・Mastercardのタッチ決済対応カードやスマホ(Apple Pay・Google Pay)でバスに乗れます。メルボルンのバスも2026年7月頃から順次対応が始まっています。ICカードを持っていない短期滞在者でも、手持ちのカードでそのまま乗車できるケースが増えています。
Q. タップオフを忘れるとどうなりますか?
A. 最大運賃が請求されます。
降車時のタップオフを忘れると、その区間の最大運賃(デフォルト運賃)が請求されます。また、タップオンとタップオフで違うカードを使うと二重課金されることがあるため、必ず同じカード・デバイスを使ってください。
Q. ICカードとタッチ決済、どちらがお得ですか?
A. 使い分けがおすすめです。
シドニーのOpalはタッチ決済でもICカードと同じ運賃・上限額が適用されますが、一部の割引はICカード限定の都市もあります。長期滞在で毎日使うなら現地ICカード、短期旅行や到着直後は手持ちのタッチ決済カードが便利です。
Q. バスの時刻や経路はどうやって調べればいいですか?
A. Googleマップや公式アプリが便利です。
Googleマップで出発地と目的地を入力すれば経路・所要時間・運賃の目安が分かります。各州の公式アプリやMoovitも便利です。時刻表通りに来ないことも多いため、リアルタイム位置情報が見られるアプリを併用すると安心です。
Q. ベビーカーや車椅子でもバスに乗れますか?
A. 乗れます。
路線バスの多くは低床で、車椅子・ベビーカー用のスロープやスペースが備わっています。車椅子スペースは必要な人が優先されます。混雑時はスペースを譲り合いましょう。
アイエス留学のサポート
オーストラリアでは、バスは通学にも生活にも欠かせない移動手段です。日本とは違うルールが多く最初は戸惑いがちですが、支払い方法と乗り方さえ押さえておけば、渡航後すぐに使いこなせるようになります。
「どの都市が自分に合っているか」「滞在先から学校までの交通は便利か」といった留学前の疑問は、ぜひアイエス留学ネットワークにご相談ください。都市選びから滞在先、交通事情まで、現地を知り尽くしたスタッフが一人ひとりに合わせてアドバイスします。
アイエス留学は、30年以上・30,000人以上の留学生をサポートしてきました。2025年7月からは、オーストラリア政府登録の日本人移民代理人(MARN)による日本語でのビザ相談も始めています。これまで培った経験と専門知識を活かし、失敗しない学校・コース選びから、戦略的なビザ申請まで一人ひとりに合わせたサポートをご提供します。
- プロによる専門サポート: 最新の都市情報・生活情報に迅速対応。
- 確かなプランニング: 目的・予算・希望に合わせた都市・学校選びを提案。
- オーダーメイドのアドバイス: 現地生活のリアルも踏まえ、無理のない留学プランをサポート。

カウンセリングの予約方法
留学・ワーホリのご相談はお気軽に!

「まだ何も決まっていない」「どの都市が合うか分からない」という段階でも大丈夫です。お気軽にご連絡ください。
▶ あわせて読みたい関連記事
オーストラリアの交通系ICカード徹底比較|Opal・Myki・go card・SmartRider・metroCARD
オーストラリアの配車アプリ徹底比較|Uber・DiDi・空港からの行き方
オーストラリア留学の滞在先比較|ホームステイ・学生寮・シェアハウス費用相場
|
💬 LINEで無料相談する
|
📸 公式Instagramをチェックする
|





















