【2026年8月更新】オーストラリアのワーホリビザ審査状況|移民局の公式発表をまとめました
- 2026年08月26日
- 留学ガイド
「申請すればすぐ出る」と言われていたオーストラリアのワーキングホリデービザが、2026年7月以降なかなか発給されない状況が続いています。出発日を決めて航空券まで調べていたのに、ビザだけが動かない。そんなご相談が、この1〜2ヶ月で急に増えました。
SNSでは「ワーホリビザが停止された」という情報も流れていますが、これは日本国籍の方には当てはまりません。停止されたのは別の種類のビザです。一方で、審査が意図的に遅くされていることは、オーストラリアの内務大臣自身が認めています。正確な情報と、そうでない情報が混ざっているのが今の状況です。
この記事では、2026年8月26日時点で確認できる事実だけを整理します。移民局が何を公式に告知しているのか、なぜ移民局のサイトでは「1日で出る」と表示されるのか、日本人に関係のある話とない話の切り分け、そしてこれから申請する方・すでに待っている方がいま何をすべきかまでをまとめました。
本文の数字と告知は、SNSや他サイトの引用ではなく、オーストラリア移民局の公式ページを実際に開いて確認したものです。確認した日付と出典URLは、記事末尾の「この記事の情報源」にすべて記載しています。
📍 オーストラリア現地から(2026年8月26日時点)
記事の本文は公式資料にもとづいて書いていますが、ひとつだけ、統計ではない現場の話を先にお伝えします。
アイエス留学がご相談を受けている方と、現地で入ってくる周辺の情報を合わせても、ワーキングホリデービザ(セカンド・サードを除く)を2026年7月1日以降に申請してビザが発給された方を、まだ一人も確認できていません。
これはあくまで当社が把握できる範囲の話で、統計ではありません。ただ、以前と同じつもりで航空券や学校の開始日を先に決めてしまうのは、いまはお勧めしていません。
ご自身の渡航予定をどう組み直せばよいか迷われている方は、記事の最後からいつでもご相談いただけます。
いま何が起きているのか
まず、移民局(Department of Home Affairs)が公式に何を告知しているかを確認します。ワーキングホリデービザ(サブクラス417)の公式ページの最上部には、2026年8月現在、次の一文が掲げられています。
⚠ 移民局の公式告知(原文)
Due to a high volume of WHM visa applications, processing times are longer than usual.
Do not arrange travel to Australia until we notify you in writing that your visa has been granted.
(訳:ワーキングホリデービザの申請件数が多いため、審査に通常より時間がかかっています。ビザが発給されたと書面で通知するまで、オーストラリアへの渡航手配をしないでください。)
ここで押さえておきたいのは、これがエージェントや個人の推測ではなく、政府が自ら出している案内だという点です。「渡航手配をしないでください」という表現まで踏み込んでいるのは、通常の状態ではありません。
背景については、報道からも裏付けが取れています。2026年8月16日、内務大臣のトニー・バーク氏はABCの取材に対し、ワーキングホリデービザの審査を以前より遅く処理していることを認めました。移民局は「ワーキングホリデーメーカー(WHM)制度の改革により、需要をよりよく管理し、ビザをより公平に配分する」と説明しています。移民制度全体の見直しが進むなかでの措置とみられ、この方針をめぐっては与野党の間でも評価が分かれていると報じられています。
なお、オーストラリア国内には2025年6月30日時点で206,187人のワーキングホリデーメーカー(417と462の合計)が滞在しています。この人数は移民局が半年ごとに公表しているWorking Holiday Maker visa program reportによるもので、2026年8月25日時点で公表されている最新版が「30 June 2025」版です。2026年の数字はまだ公表されていないため、ここでは最新の公式値を使っています。制度の規模が大きいぶん、運用の変更が与える影響も大きくなります。
大事なのは、417の申請受付そのものが止まったわけではないということです。いまも申請はできます。ただし審査にかかる時間は、以前とは比べものにならないほど長くなっています。
移民局のサイトに「1日」と出るのはなぜか

移民局のサイトには、ビザの種類ごとに審査期間の目安を照会できる処理期間ガイド(visa processing time guide)があります。2026年8月26日時点でワーキングホリデービザ(417)を照会すると、こう表示されます。
| 区分 | 表示される期間 |
|---|---|
| 50%が処理された期間 | 1日未満 |
| 90%が処理された期間 | 25日 |
| ※2026年8月26日にオーストラリア移民局の処理期間ガイドで照会した結果です。 | |
同じサイトの同じページに「通常より時間がかかっています」と書いてあるのに、ガイドを引くと「半数は1日未満」と出る。矛盾しているように見えます。
これは矛盾ではありません。処理期間ガイドが集計しているのは「最近“決定された”申請」だけだからです。
💡 数字のからくり
① 審査が止まったままの申請は、まだ「決定」されていない
② 決定されていない申請は、処理期間ガイドの集計に入らない
③ 結果として、早く決定されたものだけが数字に反映される
④ だから「50%が1日未満」と表示されても、いま待っている人の実感とは一致しない
移民局のガイド自体にも「これは目安であり、あなたの申請に固有のものではありません(It is a guide only and not specific to your application)」と注記があります。この数字を見て「自分も1日で出るはず」と考えて渡航手配を進めてしまうのが、いちばん危険なパターンです。
「移民局のサイトには1日と書いてあるのに、2ヶ月経っても出ない」という状況は、あなたの申請に問題があるからではなく、この集計の仕組みによるものです。
日本人に関係があるのは417だけ

SNSで広がっている「ワーホリビザが停止された」という情報は、別のビザの話です。
オーストラリアのワーキングホリデー制度には、名前のよく似た2つのビザがあります。
| 項目 | Working Holiday(417) | Work and Holiday(462) |
|---|---|---|
| 日本国籍 | こちらが対象 | 対象外 |
| 協定相手 | 19の国・地域 | 30の国・地域 |
| 国別の発給上限 | なし | あり(米国を除く29ヶ国に定員) |
| 受付停止 | されていない | 多くの国で停止中 |
| 審査の遅れ | あり | あり |
| ※417の対象にはイギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、韓国、台湾、香港などが含まれます。 | ||
日本国籍の方が申請するのは417です。 417には国別の発給上限がなく、受付停止もされていません。停止されたのは462のほうです。
462の受付状況(2026年8月19日時点)
参考までに、462側の状況も整理しておきます。移民局のStatus of country capsのページは2026年8月19日15時30分に更新されており、そこで確認できる内容は次のとおりです。
| 受付中 | サンマリノ、トルコ |
| 抽選制 | 中国(定員5,000)、インド(1,000)、ベトナム(1,500) |
| 停止中 | シンガポール、タイ、スペイン、ポーランド、ポルトガル、チェコ、スイス、ギリシャ、イスラエル、ブラジル、チリ、ペルー、ウルグアイなど大多数 |
| ※インドネシアは2026年後半に登録受付が予定されています。462の定員は毎年7月2日に新年度分が開きます。 | |
📌 混同しないためのポイント
「オーストラリアがワーホリビザの受付を止めた」というニュースを見かけたら、まず417の話か462の話かを確認してください。
日本国籍の方に関係があるのは417です。417について正しいのは「受付は続いているが、審査に時間がかかっている」という状態です。
2026年の申請料金
オーストラリアのビザ申請料は毎年7月1日に改定されることが多いです。2026年8月現在の金額は次のとおりです。
| ビザ | 申請料 |
|---|---|
| 1回目のワーキングホリデービザ | AU$840 |
| 2回目(セカンドワーキングホリデー) | AU$1,000 |
| 3回目(サードワーキングホリデー) | AU$1,000 |
| ※2026年8月26日にオーストラリア移民局の公式ページで確認した金額です。健康診断・警察証明・生体情報の取得費用は含まれません。最新の金額は必ず移民局の公式ページでご確認ください。 | |
1AU$=115円で換算すると、1回目でおよそ9万6,600円です。ビザ申請料はオーストラリアドル建てなので、為替によって円での負担額が変わります。
このほか、申請時にはおよそAU$5,000の資金証明と、出国用の航空券代が必要です。ビザそのものの費用だけで考えていると足りなくなるので、渡航予算を組むときは合わせて見ておいてください。
これから申請する方がやるべきこと

ここからは、シドニーの現地エージェントとして日々ご相談を受けているなかで、実際にお伝えしている内容です。
① まずビザを申請する。学校や航空券より先に。
これまでは「学校を決めて、費用を送金して、それからビザ」という順番が一般的でした。申請すればすぐ発給されたからです。いまはこの順番が通用しません。 ビザは発給日から12ヶ月以内に初回入国すればよいため、早く取っても損をしません。渡航予定が固まっているなら、まずビザから動いてください。
② 航空券は発給の通知が届いてから買う。
移民局が明確に「渡航手配をしないでください」と案内しています。どうしても座席を押さえたい場合は、日程変更ができる条件の券を選んでください。安い航空券ほど変更ができず、結果的に高くつきます。
③ 学校の開始日は「変更できる前提」で決める。
語学学校の多くは、ビザの発給待ちを理由とした開始日の変更に応じています。ただし変更できる回数・期限・手数料は学校ごとに違います。申し込む前にこの条件を確認しておくと、あとで困りません。
④ 滞在先の手配は発給後、または短期から。
ホームステイは開始日を決めて手配するため、渡航が遅れると空室のまま料金が発生することがあります。最初の数週間だけ確保して、残りは現地で決める形にしておくと、遅延にも対応できます。
⑤ 保険の開始日をビザに合わせる。
海外旅行保険を先に契約してしまうと、渡航が遅れたぶんだけ無駄になります。保険は渡航日が確定してから、あるいは開始日を変更できる商品を選んでください。ワーキングホリデービザでは保険加入は義務ではありませんが、医療費は全額自己負担になるため、移民局も加入を強く推奨しています。
📝 申請前に用意しておくもの
① 残存期限に余裕のあるパスポート(更新予定があるなら先に更新する)
② 有効なクレジットカード(申請料の支払い用)
③ ImmiAccountのアカウント
④ 資金証明(およそAU$5,000+出国用の航空券代)
⑤ 申請日時点で18歳以上30歳以下であること(31歳の誕生日の前日まで申請できます)
申請の条件や必要書類の詳細は、ワーキングホリデービザの取得のページにまとめています。
すでに申請して待っている方へ

まず、届いているメールがどちらかを確認してください。
申請すると、移民局から送られてくるメールは基本的に2通あります。この2通は意味がまったく違います。
| 項目 | ① Received | ② Granted |
|---|---|---|
| 意味 | 申請を受け付けました | ビザを発給しました |
| この時点の状態 | 審査はこれから。ビザはまだ出ていない | ビザ取得完了 |
| 渡航手配 | してはいけない | 進めてよい |
以前は申請するとすぐ発給されたため、この2通がほぼ同時に届くことも珍しくありませんでした。いまは1通目から2通目まで日数が空きます。 「メールが来たからビザが取れた」と勘違いして航空券を買ってしまうケースが、実際に起きています。
それぞれのメールの実物と読み方は、ビザ発給通知書の見方(Visa Grant Notification)で項目ごとに解説しています。Visa grant numberがどこに書かれているか、Date of grantとMust not arrive afterの違いなども、あわせてご確認ください。
待っている間にできることは3つです。
一つ目は、ImmiAccountで申請の状態を確認することです。追加書類や健康診断を求められている場合、提出しないかぎり審査は進みません。見落としがないか確認してください。
二つ目は、連絡先が変わっていないか確認することです。氏名・パスポート・住所・連絡先に変更があった場合は届け出る義務があり、届け出を怠るとビザが後から取り消される可能性があります。
三つめは、学校や滞在先の開始日を早めに調整することです。ぎりぎりになってから動くより、余裕をもって相談したほうが選択肢が残ります。アイエス留学を通じてお申し込みの方は、こちらから学校へ変更のご依頼をお出しできます。
⚠ 催促しても審査は早まりません
移民局に問い合わせても、審査の順番が早まることはありません。問い合わせが必要なのは、追加書類の指示があった場合や、申請内容に誤りが見つかった場合です。
待っている時間を、英語の準備や現地での仕事探しの下調べに使うほうが、結果的に有意義です。
よくある質問(FAQ)
Q. ワーキングホリデービザは、いま申請するとどれくらいで出ますか?
A. 確実な日数をお伝えできる状況ではありません。
移民局は「申請件数が多く、通常より処理に時間がかかっている」と公式に告知しています。アイエス留学が把握できている範囲では、2026年7月1日以降に申請して発給された方をまだ確認できていません(2026年8月26日時点)。これは統計ではなく当社が見聞きした範囲の話ですが、以前のように申請したその日に発給されるという前提は成り立たなくなっています。渡航予定から逆算して、できるだけ早く申請しておくことが唯一の確実な対策です。
Q. 移民局のサイトでは「50%が1日未満」と出ているのに、なぜ自分のビザは出ないのですか?
A. 処理期間ガイドが「最近“決定された”申請」だけを集計しているためです。
審査が止まったままの申請はまだ決定されていないので、この集計には入りません。つまり早く決定されたものだけが数字に反映される仕組みで、いま待っている人の実感とズレます。同じページの上部に「通常より時間がかかっている」と書かれているのは、そのためです。
Q. ビザが発給される前に航空券を買っても大丈夫ですか?
A. おすすめしません。
移民局は「ビザが発給されたと書面で通知するまで、オーストラリアへの渡航手配をしないでください」と公式に案内しています。航空券だけでなく、滞在先や学校の開始日も、発給の通知を受け取ってから確定させるほうが安全です。どうしても先に押さえたい場合は、日程変更ができる条件の航空券を選んでください。
Q. 日本人のワーキングホリデービザも受付が停止されたのですか?
A. 停止されていません。
受付が停止されたのはWork and Holiday(サブクラス462)で、日本が対象となるWorking Holiday(サブクラス417)とは別の制度です。417には国別の発給上限がなく、受付停止もされていません。SNSで「ワーホリビザが停止された」という情報が流れていますが、日本国籍の方には当てはまりません。
Q. 申請してから、移民局に催促することはできますか?
A. 催促で審査が早まることはありません。
追加書類を求められていないか、ImmiAccountにログインして申請の状態を確認してください。健康診断や警察証明を求められている場合は、それを提出しないと審査が進みません。連絡先や住所が変わった場合は、速やかに届け出る義務があります。
Q. 学校の開始日に間に合わない場合はどうなりますか?
A. 多くの語学学校は、ビザの発給待ちを理由とした開始日の変更に対応しています。
ただし変更できる回数や期限、手数料の有無は学校ごとに違います。アイエス留学を通じてお申し込みいただいている場合は、こちらから学校へ変更の依頼をお出しできますので、発給が遅れそうだと分かった時点でご連絡ください。
Q. いつ申請するのがよいですか?
A. 渡航予定日から6ヶ月以上前をおすすめします。
ビザは発給日から12ヶ月以内に初回入国すればよいため、早く取っても損をしません。ただし発給日から入国期限のカウントが始まるので、1年以上先の渡航予定であれば早すぎる申請にも注意が必要です。ご予定が決まっている方は、時期の目安をご相談いただけます。
この記事の情報源
この記事は、2026年8月26日時点でオーストラリア政府および報道機関が公表している情報にもとづいて作成しています。料金・受付状況・審査の運用は変わることがあるため、実際に申請される際は必ず移民局の公式ページで最新の内容をご確認ください。
- オーストラリア移民局|Working Holiday visa (subclass 417)(申請条件・申請料・公式告知)
- オーストラリア移民局|Global visa processing times(処理期間ガイド)
- オーストラリア移民局|Status of country caps(462の国別受付状況/2026年8月19日更新)
- オーストラリア移民局|Work and Holiday visa (subclass 462)(462の対象国)
- オーストラリア内務省|Working Holiday Maker visa program report(30 June 2025)(滞在者数206,187人/半年ごとに公表・現時点の最新版)
- ABC News|Government slows working holiday visa processing(2026年8月16日)
- ABC News|What you need to know about the working holiday visa pause(2026年8月18日)
- SBS News|Working holiday visa slowdown divides parties
まとめ
2026年8月時点で確実に言えるのは、「ワーキングホリデービザの申請受付は止まっていないが、審査に以前より大幅に時間がかかるようになった」ということです。移民局が自ら告知し、大臣も認めている状態なので、これは一時的な混雑ではなく方針として理解しておく必要があります。
これから申請される方は、順番を入れ替えてください。学校や航空券より先にビザです。すでに申請して待っている方は、届いたメールがReceivedかGrantedかを確認し、ImmiAccountで追加書類の指示が来ていないかを見てください。そして、移民局のサイトに「1日」と表示されていても、それはあなたの申請の見込みではありません。
渡航予定をどう組み直すか、学校の開始日をいつにするか、保険や滞在先をどこまで先に押さえるか。こうした判断は、ご自身の状況によって変わります。迷われたら、下のフォームまたはLINEからお気軽にご相談ください。シドニー現地から、学校とのやりとりも含めてお手伝いします。
アイエス留学のサポート
ビザの審査が読めない時期は、「いつ申請するか」「学校の開始日をいつにするか」「どこまで先に押さえてよいか」の判断が難しくなります。ひとつ間違えると、変更手数料や無駄な支払いが発生してしまいます。
アイエス留学は、30年以上・30,000人以上の留学生をサポートしてきました。2025年7月からは、オーストラリア政府登録の日本人移民代理人(MARN)による日本語でのビザ相談も始めています。これまで培った経験と専門知識を活かし、失敗しない学校・コース選びから、戦略的なビザ申請まで一人ひとりに合わせたサポートをご提供します。
- プロによる専門サポート: 移民局の最新の告知や運用の変化を現地で追い、いま何が事実かをお伝えします。
- 確かなプランニング: ビザの申請時期から逆算して、学校の開始日・滞在先・保険の開始日を無理のない順番で組み立てます。
- オーダーメイドのアドバイス: 発給が遅れた場合の学校への開始日変更の依頼も、こちらから代行いたします。

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「まだ何も決まっていない」「どの学校が合うか分からない」という段階でも大丈夫です。お気軽にご連絡ください。
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