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オーストラリアの冬の服装|12都市の月別平均気温で比較

オーストラリアの冬の服装を比較した図。薄着で寒がる留学生と、ダウンとマフラーで快適に歩く姿

「オーストラリア=常夏」というイメージで荷造りを始めて、現地で震えることになる方は毎年たくさんいらっしゃいます。南半球のオーストラリアは日本と季節が逆で、6月から8月が冬。しかも同じ国の中で、朝は氷点下まで下がる街と、冬でも半袖で歩ける街が同時に存在します。

やっかいなのは、「オーストラリアの冬は寒い/寒くない」というひとことでは答えが出ないことです。シドニーとケアンズでは冬の平均最高気温が9℃も違い、キャンベラとダーウィンでは平均最低気温が19℃も離れています。渡航先を決めずに防寒着を買いそろえると、必ずどこかで無駄が出ます。

この記事では、オーストラリア気象局(Bureau of Meteorology)が公表している公式の平年値をもとに、主要8都市+ファームジョブで人が集まる4地域の月別平均気温を比較表にまとめました。そのうえで、「日本から持っていくもの」と「現地で買い足すもの」の線引き、そして日本人がいちばん驚く室内の寒さへの対策まで解説します。

ご自身の渡航先が決まっている方は、比較表でその都市の行だけ見れば必要な服装がわかります。学校選びや滞在先がまだ固まっていない方は、記事の最後からいつでも無料相談を受け付けています。

渡航先が決まれば、必要な荷物も決まります。まずはお気軽にご相談ください!

オーストラリアの冬はいつ?「6〜8月」だけ見ていると失敗する

オーストラリアの季節区分では、12〜2月が夏、3〜5月が秋、6〜8月が冬、9〜11月が春です。日本とちょうど半年ずれているため、日本を真夏に出発してオーストラリアの真冬に到着する、ということが普通に起こります。

ただ、荷造りの観点で本当に気をつけたいのは「冬の前後」です。次の比較表を見ていただくとわかりますが、メルボルンは5月の時点で平均最低気温が9.7℃、9月でも9.6℃しかありません。つまり実質的な「上着が必要な期間」は5月から9月まで5か月あります。シドニーも同様に、5月と9月は平均最低気温が11℃台です。

「6月からの3か月だけ我慢すればいい」と考えて薄い服しか持たずに行くと、渡航直後の秋と、冬明けの春先で困ることになります。これは学校の開講日やファームの契約期間の都合で、冬をまたいで滞在する方ほど当てはまります。

💡 冬より先に「5月」と「9月」を確認する

① 気象庁的な区分の冬は6〜8月ですが、上着が必要な期間はその前後に1〜2か月ずつ広がります。

② 特にメルボルン・キャンベラ・タスマニア・内陸部は、5月と9月も冬とほぼ同じ装備が必要です。

③ 逆にケアンズ・ダーウィンは、5月〜9月が一年でもっとも過ごしやすい乾季にあたります。

【BOM公式データ】12都市の冬の寒さ比較表

ここからが本題です。数字はすべてオーストラリア気象局(BOM)が公表している観測所ごとの平年値で、Climate statistics for Australian locationsから都市別に確認できます。体感の話ではなく公式の実測値なので、荷造りの判断材料として使えます。

まずは冬(6〜8月)の3か月平均だけを抜き出し、日本の東京の平年値(気象庁1991〜2020年)と並べた早見表です。「東京の何月ごろか」がわかれば、手持ちの服のどれを入れればいいかがすぐ決まります。

都市・地域 冬の平均最高 冬の平均最低 東京だと何月ごろ 必要なアウターの目安
キャンベラ 13.5℃ 0.7℃ 1〜2月 厚手のダウン/ウールコート必須
ホバート(タスマニア) 12.4℃ 5.0℃ 12月 厚手のダウン+防風アウター
メルボルン 14.9℃ 7.7℃ 12〜3月 ダウンまたはウールコート
ミルデュラ(内陸ファーム) 16.3℃ 5.0℃ 12〜3月 ダウン+作業用の重ね着
アデレード 15.6℃ 8.1℃ 3月 ウールコートか中綿ジャケット
シドニー 17.1℃ 8.8℃ 11月 薄手ダウン/トレンチ+ニット
パース 19.1℃ 8.4℃ 4月 薄手ダウンか厚手のパーカー
ゴールドコースト 21.6℃ 12.6℃ 10月 ジャケット・カーディガン
ブリスベン 22.5℃ 11.1℃ 10月(朝晩は11月) ジャケット・パーカー
バンダバーグ(QLDファーム) 22.9℃ 10.9℃ 10月(早朝は11月) パーカー+長袖の作業着
ケアンズ 26.2℃ 17.5℃ 6月 薄手の羽織もの1枚
ダーウィン 31.0℃ 19.9℃ 8月の日中 冷房対策の羽織もの1枚
※6月・7月・8月の平年値を平均した数値です。出典:オーストラリア気象局(BOM)、東京の比較値は気象庁「東京」平年値(1991〜2020年)。

シドニーの冬が「東京の11月とほぼ同じ」というのは、平均最高17.1℃/平均最低8.8℃という数値が、東京11月の16.7℃/8.8℃とほぼ一致するためです。11月の東京で着ている服を思い浮かべれば、そのまま持っていくものが決まります。

「この都市なら何を持っていけばいい?」も無料でご相談いただけます!

主要8都市の月別平均気温(1〜12月)

渡航時期が冬以外の方や、滞在が長期にわたる方向けに、12か月分の平年値を載せます。セルは「平均最高気温 / 平均最低気温」の順です。青い行が冬(6〜8月)にあたります。

シドニー メルボルン ブリスベン ゴールドコースト パース アデレード ケアンズ キャンベラ
1月 26.0 / 18.8 26.8 / 16.5 30.4 / 21.7 28.9 / 21.9 31.4 / 18.2 28.7 / 16.6 31.5 / 23.8 30.0 / 14.2
2月 25.8 / 18.9 25.9 / 16.0 30.2 / 21.5 28.7 / 21.8 31.7 / 18.4 28.6 / 16.8 31.3 / 23.8 28.0 / 13.4
3月 24.8 / 17.6 24.3 / 14.8 29.2 / 20.3 28.0 / 20.9 29.7 / 16.9 26.1 / 15.2 30.7 / 23.2 25.3 / 11.3
4月 22.5 / 14.8 20.8 / 12.2 27.2 / 17.4 26.0 / 18.3 26.0 / 13.8 22.2 / 12.8 29.4 / 21.8 21.0 / 6.8
5月 19.5 / 11.6 17.6 / 9.7 24.5 / 13.9 23.6 / 15.4 22.5 / 10.6 18.6 / 10.4 27.7 / 20.0 16.6 / 2.5
6月 17.0 / 9.3 14.7 / 7.7 22.1 / 11.8 21.4 / 13.1 19.5 / 8.7 15.8 / 8.5 26.1 / 18.0 13.2 / 0.9
7月 16.4 / 8.1 14.5 / 7.5 22.0 / 10.5 21.2 / 12.0 18.5 / 8.1 15.0 / 7.6 25.9 / 17.2 12.8 / 0.1
8月 17.9 / 9.0 15.6 / 8.0 23.5 / 11.1 22.2 / 12.6 19.2 / 8.5 16.1 / 8.1 26.7 / 17.4 14.4 / 1.2
9月 20.1 / 11.1 18.0 / 9.6 25.7 / 13.9 24.0 / 14.9 20.7 / 9.7 18.5 / 9.3 28.2 / 18.8 18.0 / 3.1
10月 22.2 / 13.6 20.5 / 10.9 27.2 / 16.6 25.5 / 17.1 23.5 / 11.7 21.4 / 11.2 29.7 / 20.7 21.4 / 6.2
11月 23.7 / 15.7 22.2 / 12.7 28.4 / 18.9 26.8 / 19.0 26.8 / 14.4 24.4 / 13.2 30.8 / 22.4 24.9 / 9.8
12月 25.3 / 17.6 24.7 / 14.4 29.7 / 20.6 28.0 / 20.6 29.6 / 16.6 26.9 / 15.1 31.5 / 23.4 27.4 / 11.9
※単位は℃。「平均最高気温 / 平均最低気温」の順。出典:オーストラリア気象局(BOM)平年値。観測地点はシドニー(Observatory Hill)、メルボルン(Olympic Park)、ブリスベン、ゴールドコースト(Seaway)、パース(Perth Metro)、アデレード(West Terrace)、ケアンズ(Cairns Aero)、キャンベラ(Canberra Airport)。統計期間は地点により異なります。

キャンベラの7月の平均最低気温が0.1℃という数字に驚かれるかもしれません。内陸で標高があるため、朝は霜が降りるのが普通です。同じオーストラリアでも、同じ月にケアンズは最低17.2℃ですから、その差は17℃以上あります。

ファーム・地方4地域の月別平均気温(1〜12月)

セカンドワーキングホリデーの条件を満たすために、都市部から地方へ移動する方は多くいらっしゃいます。移動先の気候はシティとまったく違うことがあるため、代表的な4地域の数値も載せておきます。

ホバート(TAS) ダーウィン(NT) ミルデュラ(VIC内陸) バンダバーグ(QLD)
1月 21.8 / 12.1 31.8 / 24.9 32.6 / 16.9 30.4 / 21.5
2月 21.8 / 12.1 31.5 / 24.8 31.9 / 16.5 30.3 / 21.5
3月 20.3 / 11.0 32.0 / 24.6 28.6 / 14.0 29.4 / 20.2
4月 17.4 / 9.0 32.8 / 24.1 23.7 / 10.2 27.6 / 17.6
5月 14.6 / 7.0 32.1 / 22.2 19.1 / 7.4 24.9 / 14.3
6月 12.1 / 5.2 30.8 / 20.0 16.0 / 5.2 22.7 / 11.6
7月 11.8 / 4.6 30.7 / 19.3 15.5 / 4.4 22.3 / 10.3
8月 13.2 / 5.3 31.5 / 20.3 17.4 / 5.3 23.7 / 10.9
9月 15.2 / 6.5 32.7 / 23.0 20.7 / 7.4 25.7 / 13.8
10月 17.0 / 7.8 33.4 / 25.0 24.2 / 9.9 27.2 / 16.7
11月 18.8 / 9.4 33.4 / 25.4 27.7 / 12.6 28.7 / 18.9
12月 20.4 / 10.9 32.8 / 25.4 30.5 / 15.0 29.8 / 20.6
※単位は℃。「平均最高気温 / 平均最低気温」の順。出典:オーストラリア気象局(BOM)平年値。観測地点はホバート(Ellerslie Road)、ダーウィン空港、ミルデュラ空港、バンダバーグ空港。

注目していただきたいのはミルデュラです。冬の日中は16℃前後まで上がるのに、朝は4〜5℃台。1日の中で12℃前後動きます。海に近い都市部より寒暖差が大きいのが内陸の特徴で、脱ぎ着できる重ね着が必須になります。

気温帯別・服装の目安

オーストラリアの冬の服装を都市別に比較した図。メルボルン、シドニー、ケアンズの気温と防寒の違い

比較表の数値を、実際の服装に落とし込みます。ご自身の渡航先が含まれるグループだけ読んでいただければ十分です。

①しっかり冬物が必要:メルボルン・キャンベラ・ホバート・内陸部

冬の平均最低気温が0〜8℃台のグループです。日本の真冬とほぼ同じ装備を考えてください。ウールコートか厚手のダウンジャケットに、ニットやフリースを重ねます。マフラー・手袋・ニット帽の3点は、かさばらないわりに効果が大きいので日本から持参する価値があります。

メルボルンは「1日に四季がある」と言われるほど天気が変わります。朝は晴れて15℃あったのに、昼過ぎに風向きが変わって雨と強風、というのが日常です。厚手を1枚着るより、薄手のダウンやフリースを重ねて調整できる構成のほうが対応しやすくなります。防水性のあるアウターがあると通学が楽になります。

持っていくと差が出るもの:薄手ダウン(インナーダウン)、ウールソックス、防水のスニーカーかブーツ。

②日本の晩秋レベル:シドニー・アデレード・パース

冬の平均最高が15〜19℃台、平均最低が8〜9℃前後のグループです。東京の11月から3月ごろに相当します。厚手のダウンまで必要なことは少なく、薄手のダウンかウールのコート、トレンチコートに、ニットやスウェットを合わせる形が実用的です。

ただし日中と朝晩の差が大きく、パースは冬でも日中19℃まで上がるのに朝は8℃台です。日中の暖かさで薄着のまま出かけると、日没後に確実に後悔します。晴れていても上着を1枚持ち歩くことを習慣にしてください。アデレードは風が強い日が多く、防風性のあるアウターが体感を大きく変えます。

持っていくと差が出るもの:薄手インナー(ヒートテック等)、折りたためる軽量アウター、コンパクトな傘。

③羽織もので足りる:ブリスベン・ゴールドコースト

冬の平均最高が21〜22℃台。日中は長袖シャツ1枚で歩けることも多く、日本の10月ごろの気候です。厚手のコートを持っていくとスーツケースを圧迫するだけで、ほぼ着ないまま帰国することになります。

一方で朝晩は10〜12℃台まで下がります。ゴールドコーストは海沿いで風が抜けるため、数字より寒く感じる日があります。ジャケット、パーカー、カーディガンなど「サッと羽織れるもの」を2〜3枚用意し、日中は脱いで持ち歩く前提で組み立てるのが正解です。

持っていくと差が出るもの:薄手のパーカーやカーディガン、長袖Tシャツを多めに。

④冬が快適シーズン:ケアンズ・ダーウィン

冬の平均最高が26〜31℃、平均最低でも17〜20℃あります。この2都市の冬は乾季にあたり、湿度が下がって一年でもっとも過ごしやすい季節です。日中は半袖で問題ありません。

それでも薄手の羽織ものは1枚必要です。理由は屋外の気温ではなく、風通しを重視した住宅の構造と、ショッピングセンターやバスの強い冷房にあります。日中30℃近くから急に冷房の効いた屋内に入ると、数字以上に肌寒く感じます。カーディガン1枚をバッグに入れておくだけで解決します。

持っていくと差が出るもの:薄手のカーディガン、日焼け対策の長袖シャツ。

本当に寒いのは屋外より「室内」

オーストラリアの冬の室内対策を4つ示した図。断熱の弱い住宅、暖房費、湯たんぽ、230Vの電圧差

日本人が現地でいちばん驚くのが、屋外より室内のほうが寒く感じる、という点です。オーストラリアの住宅は日本ほど断熱が重視されておらず、床がフローリングやタイルで足元から冷えます。シェアハウスやホームステイでは、リビングにエアコンがあっても各部屋には暖房がない、というケースも珍しくありません。

暖房の主流はリバースサイクル(冷暖房兼用)のエアコンですが、電気代が高いため使用時間を制限している家庭も多くあります。「暖房をつければいい」という前提で荷造りをすると、部屋で震えることになります。

⚠ 室内対策は「買う」で解決するものが多い

① 湯たんぽ、電気毛布、ルームシューズ、ミニラグは、かさばるので現地で買うのが合理的です。KmartやBig Wで手に入ります。

② 日本の電気毛布やこたつは持ち込まないでください。オーストラリアの電源は230V/50Hzで、日本の100V用製品はそのままでは使えません。

③ 靴下・ルームウェア・薄手インナーは軽いので日本から。足元の冷え対策は厚手のウールソックスがいちばん費用対効果が高いです。

電圧やプラグ形状、変圧器が必要な家電の見分け方については、オーストラリアで日本の家電は使える?電圧・変換プラグ・変圧器を徹底解説で詳しく解説しています。ドライヤーやヘアアイロンを持っていく予定の方は、渡航前に一度確認しておいてください。

日本から持参 vs 現地調達の使い分け

オーストラリアの冬服を持参と現地調達で分けた図。インナーは日本から、部屋着や作業着は現地で購入

防寒具はかさばります。全部を日本から持っていくとスーツケースが冬服で埋まり、逆に何も持たずに行くと到着直後に買い出しへ走ることになります。判断の軸はシンプルで、「軽くてサイズ選びがシビアなものは日本から、重くて安く買えるものは現地で」です。

アイテム 日本から 現地で 理由
薄手インナー(ヒートテック等) 軽くてかさばらない。現地のユニクロは店舗が限られ価格も高め
ウールソックス・厚手靴下 足元の冷え対策として最もコスパが高い。洗い替えを多めに
マフラー・手袋・ニット帽 小物は隙間に詰められる。①のエリアに行くなら必携
薄手ダウン(インナーダウン) 圧縮すれば小さい。重ね着の中心になる万能アイテム
厚手のダウン・ウールコート ①のエリアなら持参、②以下なら不要。渡航先で判断が分かれる
スウェット・パーカー・部屋着 かさばるわりに現地で安く買える。量販店のセールが狙い目
ファームやキッチンの作業着 汚れる前提の消耗品。現地で安く買い足すほうが合理的
レインジャケット メルボルン・タスマニアでは必須。現地のアウトドア店でも入手可
電気毛布・湯たんぽ・ルームシューズ 重くかさばる。電圧の問題もあるため必ず現地調達で
履き慣れた靴 サイズ表記が日本と異なり、合わない靴は毎日の負担になる
✓=おすすめ △=渡航先や滞在期間による ✗=おすすめしない

現地調達の中心になるのは、KmartやBig W、Targetといった量販店です。日本のファストファッションに近い価格帯で、防寒着から部屋着、作業着までひととおりそろいます。加えてCotton Onのようなオーストラリア発のブランドもあり、シティであれば徒歩圏内で完結します。

どの店で何が買えるか、価格帯やサイズ感の違いはワーホリの仕事着・普段着はどこで買う?オーストラリアのおすすめファッションブランド11選にまとめています。到着後の買い出し計画を立てるときに、あわせてご覧ください。

📝 荷造りの優先順位

① まずインナー・靴下・小物・履き慣れた靴を入れる(軽い・代えがきかない)。

② 次に渡航先の気温表を見て、アウターを1〜2着だけ選ぶ。

③ 部屋着・作業着・寝具まわりは入れない。到着後3日以内に量販店で買えば足ります。

荷造りや滞在先のことまで、渡航前にまとめてご相談いただけます!

ファーム・都市移動で気候が変わる方へ

ワーキングホリデーで滞在を延長する場合、指定地域・指定業種で88日以上(3年目は179日以上)働く必要があります。この条件を満たすために、シティからファームのある地方へ移動する方が多くいらっしゃいます。制度の詳細はセカンド・サードワーキングホリデービザ(88日・179日の条件)のページで確認できます。

気候の面で気をつけたいのは、移動によって「必要な服が入れ替わる」ことです。ケアンズで語学学校に通っていた方が冬にビクトリア州の内陸へファームに行けば、平均最低気温は17℃台から5℃台へ、12℃も下がります。逆に、メルボルンからクイーンズランド州北部のファームへ移れば、持っていた冬服がまるごと不要になります。

📌 移動が前提の方の装備の考え方

① 最初の滞在先に合わせて服をそろえきらず、アウターは重ね着で調整できる構成にしておく。

② 移動が決まったら、行き先の量販店で買い足す。不要になった冬物はセカンドハンドショップに出せます。

③ 内陸のファームは朝晩の寒暖差が大きいのが共通点です。作業用の手袋と防水の靴は、暖かい地域でも用意しておくと役立ちます。

また、到着した空港から滞在先の街までどう移動するかも、荷物の量に直結します。大きなスーツケースを持って公共交通機関を乗り継ぐのか、送迎を使うのかで、持っていける服の量が変わります。主要都市への行き方は入国後、目的地にはどうやって行く?オーストラリア主要都市への行き方で解説しています。

冬が明けたら次は「花粉」と「紫外線」

オーストラリアの冬支度と同じくらい、渡航前に知っておいていただきたいのが春以降の対策です。9月から11月にかけての春は、日本のスギ・ヒノキとは違う植物が原因の花粉症シーズンにあたります。日本で花粉症でなかった方が現地で発症することも珍しくありません。詳しくはオーストラリアの花粉症事情 日本にはないアレが原因?をご覧ください。

紫外線も、冬だからといって油断できません。オーストラリアのUVインデックスは日本より高く、冬でも晴天時には対策が必要な水準に達します。曇りの日でも日焼け止めを使う習慣をつけておくと、留学期間全体で肌への負担がまったく変わります。

よくある質問(FAQ)

Q. オーストラリアの冬は日本のいつごろの寒さですか?
A. 都市によってまったく違います。
シドニーの冬(6〜8月)は平均最高17.1℃・平均最低8.8℃で、東京の11月とほぼ同じ数値です。メルボルンは平均最高14.9℃・平均最低7.7℃で東京の12月〜3月ごろ、キャンベラは平均最低0.7℃で東京の1〜2月に近い冷え込みになります。一方でケアンズは平均最高26.2℃、ダーウィンは31.0℃あり、こちらは東京の初夏から真夏の日中に近い暖かさです。

Q. 冬にダウンジャケットは必要ですか?
A. メルボルン、キャンベラ、ホバート、タスマニア各地、内陸のファーム地域に行くなら持っていく価値があります。
これらの地域は朝の平均最低気温が0〜5℃台まで下がるためです。シドニーやパースは薄手のダウンかウールコートで足ります。ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、ダーウィンでは出番がほとんどないため、かさばるダウンよりも羽織れるパーカーやジャケットを優先してください。

Q. ヒートテックなどの薄手インナーは日本から持っていくべきですか?
A. 日本から持っていくことをおすすめします。
オーストラリアにもユニクロはありますが店舗数が限られ、価格も日本より高めです。インナーは軽くてかさばらず、スーツケースの容量をほとんど使いません。サイズ感も日本で試着済みのものが確実です。上着やスウェットのようにかさばるものを現地調達に回し、その分インナーと靴下を多めに入れるのが効率的です。

Q. ケアンズやダーウィンでも上着はいりますか?
A. 薄手の羽織ものを1枚は用意してください。
ケアンズの冬の平均最低気温は17.5℃、ダーウィンは19.9℃と数字の上では暖かいのですが、風通しを重視した住宅が多く、屋内やバス・ショッピングセンターの冷房が強いため数字以上に肌寒く感じます。カーディガンやパーカー1枚あれば十分で、厚手のコートは不要です。

Q. 冬服はオーストラリアで買えますか?
A. 買えます。
KmartやBig W、Targetといった量販店で、日本のファストファッションに近い価格帯の防寒アイテムがそろいます。ワークウェアや部屋着はこうした店で買い足し、サイズ選びがシビアなインナーや履き慣れた靴だけ日本から持参するのが合理的です。どの店に何が売っているかは、オーストラリアのファッションブランドをまとめた記事で詳しく紹介しています。

Q. ファームで内陸に移動する予定です。何を追加で用意すればいいですか?
A. 防寒着の重ね着と、朝の作業用の手袋・ニット帽を追加してください。
ミルデュラの冬は平均最低4.4〜5.2℃、日中は15〜17℃台まで上がるため、朝と昼の気温差が10℃以上あります。脱ぎ着できる重ね着が前提です。あわせて泥や露で濡れることを想定した防水の作業靴と、洗い替えの厚手靴下も用意しておくと安心です。

この記事の情報源

この記事の気温データは、2026年9月2日時点でオーストラリア気象局および日本の気象庁が公表している平年値にもとづいています。観測所や統計期間によって数値は変わり、平年値そのものも更新されるため、最新の値は各公式ページでご確認ください。


まとめ

オーストラリアの冬に必要な服は、「オーストラリアだから」ではなく「どの街に行くか」で決まります。キャンベラの7月は平均最低0.1℃、ケアンズの7月は17.2℃。同じ国の同じ月で17℃以上の差があるのですから、ひとつの答えが全員に当てはまることはありません。比較表でご自身の渡航先の行を確認し、「東京の何月ごろか」に置き換えて手持ちの服を選んでください。

メルボルンやタスマニア、内陸のファームへ行く方は、日本の真冬と同じ装備を。シドニーやパースなら東京の11月から4月ごろの服装を。ブリスベンやゴールドコーストは羽織もの中心で、ケアンズやダーウィンは冷房対策の1枚があれば十分です。そのうえで、かさばる部屋着・作業着・湯たんぽの類は現地の量販店に任せてしまうのが、いちばん荷物が軽くなります。

渡航先がまだ決まっていない方、冬をまたぐ日程でどこに行くか迷っている方は、気候も含めてご相談ください。学校の開講日やファームの時期と気候をあわせて考えると、選択肢が整理しやすくなります。


アイエス留学のサポート

「どの都市が自分に合うか」は、学校やコースだけでなく、気候や生活コストによっても変わります。寒さが苦手な方がメルボルンの冬に長期で入るのと、ケアンズで学んでから内陸のファームに移るのとでは、必要な準備も費用もまったく違います。

アイエス留学は、30年以上・30,000人以上の留学生をサポートしてきました。2025年7月からは、オーストラリア政府登録の日本人移民代理人(MARN)による日本語でのビザ相談も始めています。これまで培った経験と専門知識を活かし、失敗しない学校・コース選びから、戦略的なビザ申請まで一人ひとりに合わせたサポートをご提供します。

  • プロによる専門サポート: 各都市に実際に滞在したスタッフが、気候や生活環境も含めて滞在先選びをお手伝いします。
  • 確かなプランニング: 渡航時期と気候、学校の開講日をあわせて、無理のないスケジュールを組み立てます。
  • オーダーメイドのアドバイス: 荷造りや到着直後の買い出しまで、渡航前に不安を残さないところまでご案内します。

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