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【2026年最新】オーストラリア留学のスーツケース選び|サイズと現地購入

留学やワーキングホリデーが決まって、最初に買う大きな買い物がスーツケースという方は多いと思います。ところが売り場に立つと、85Lと100Lで何がどう違うのか、1個で足りるのか2個必要なのか、ハードとソフトのどちらが正解なのか、判断材料がないまま値段だけで決めてしまいがちです。

スーツケース選びは「容量の話」だと思われがちですが、実際に上限を決めているのは航空会社の規定です。しかも日豪路線は会社によって仕組みがまったく違い、JALのように「2個×23kg」と個数で数える会社もあれば、カンタス航空のように「合計30kg」と重さの総量で管理する会社もあります。どの便で行くかによって、買うべきサイズが変わるということです。

この記事では、留学期間別の容量早見表と日豪4社の預け荷物規定を照らし合わせながら、後悔しないスーツケースの選び方をまとめました。あわせて、日本語の記事ではほとんど触れられていない「オーストラリアで買う」という選択肢についても、Strandbagsをはじめとする店舗別の価格帯つきで解説します。2個目をどうするか、帰国するときにどう手放すかまで含めて考えると、持っていくべきものが見えてきます。

シドニーで30年以上、留学生の渡豪をサポートしてきた立場から、現地に着いたあとに実際に何が起きるかも含めて書いています。読んでみて自分のケースに当てはめにくいと感じたら、記事の最後からいつでも無料相談を受け付けています。

渡航準備で迷っていることがあれば、お気軽にご相談ください!

① 留学期間別|スーツケースの容量早見表

まず全体像です。滞在期間ごとの容量の目安と、その容量にあたる外寸をまとめました。スーツケースの表示は「Lサイズ」「LLサイズ」のようなメーカー独自の呼び方がバラバラなので、リットル数と高さ(cm)の両方で見るのが確実です。

滞在期間 容量の目安 高さの目安 考え方
1〜3週間 60〜70L 63〜66cm前後 服は現地で洗う前提。おみやげ用に1割ほど余白を残す
1〜3ヶ月 70〜85L 66〜71cm前後 季節をまたぐなら上限側。上着1枚で容量は一気に変わる
3〜6ヶ月 85〜95L 71〜75cm前後 冬服とブーツが入るかどうかで決まる
6ヶ月〜1年以上
(ワーホリ含む)
95〜105L 75〜77cm前後 容量より先に、重量とサイズの規定が上限になる
※高さはキャスターとハンドルを含んだ実寸です。同じ容量表示でもメーカーによって数cmの差が出ます。

気をつけたいのは、長期になるほど大きいケースを、という発想が途中で成り立たなくなることです。1年の滞在でも2週間の滞在でも、預けられる重さは同じ23kgや30kgしかありません。荷物の量を決めているのは滞在期間ではなく航空会社の規定であり、そこを超えた分は現地で買うか、送るか、あきらめるかの3択になります。

そしてもうひとつ、意外と見落とされるのがスーツケース本体の重さです。100Lクラスのハードケースは本体だけで5〜6kgあります。1個23kgの枠のうち6kgを容器が使ってしまうと、中身に使えるのは17kgです。同じ23kgでも、本体4.5kgの軽量モデルなら18.5kg分を積めます。この1.5kgの差は、冬用のコート1枚と靴1足に相当します。

💡 容量より先に「重さの引き算」で考える

① 航空会社の1個あたりの上限(23kg/30kgなど)を確認する

② そこからスーツケース本体の重量(4.5〜6kg)を引く

③ 残った重さが、実際に詰められる荷物の量になる

大きいケースを選ぶほど本体が重くなるため、容量を増やしても積める荷物が増えないという逆転が起きます。

② 日豪路線4社の預け荷物規定を先に確認する

オーストラリア留学のスーツケースを3辺合計158cmの規定で測り比べる図。規定内と超過の判定を表示

スーツケースを買う前に見るべきなのは、店頭のスペック表ではなく航空券の規定です。日本とオーストラリアを結ぶ主要4社の受託手荷物(預ける荷物)の条件を、エコノミークラスの一般的な内容でまとめました。

航空会社 個数 1個あたりの重量 3辺合計 特徴
JAL(日本航空) 2個 23kgまで 203cm以内 4社のなかで最も余裕がある。合計46kgまで無料
ANA(全日空) 運賃により0〜2個 23kgまで 158cm以内 個数は購入した航空券の運賃規則によって変わる
カンタス航空 個数の指定なし 合計30kg
(1個は32kgまで)
158cm以内 重量制。合計30kgを超えなければ分けて預けられる
ジェットスター 購入した分だけ 1個32kgまで 1辺1m超で超過扱い 受託手荷物が運賃に含まれない場合がある
※2026年9月2日時点、エコノミークラスの一般的な条件です。運賃タイプ・上級会員資格・キャンペーンによって変わるため、必ずご自身の航空券で確認してください。

JALのお預けのお手荷物は2個×23kgで、しかも3辺合計203cmまで認められています。この203cmという数字は他社より45cmも大きく、市販されているどの大型スーツケースでも規定内に収まります。一方、ANAの無料でお預かりする重さ・サイズ・個数は3辺合計158cm以内で、こちらは業界の標準値です。

カンタス航空のChecked baggage allowancesは考え方が違い、日豪路線を含む「Rest of World」路線では合計30kgという重量制です。個数の制限がないため、大型1個に23kgを入れて残り7kgを機内持ち込みサイズのケースに、といった分け方ができます。ただし1個が32kgを超えることは、どの路線でもできません。

ジェットスターのChecked baggage size and weight restrictionsで注意したいのは、そもそも運賃によっては預け荷物が1kgも含まれていない点です。安く見えた航空券に後から荷物代を足すと、他社と変わらなくなることがあります。往路は荷物が最も多くなるので、予約時点で必要な重量を購入しておいてください。

3辺合計158cmの壁|大型ケースは実は入らないことがある

ここが、この記事で最もお伝えしたい部分です。「大は小を兼ねる」で最大級のスーツケースを買うと、3辺合計158cmという規定に引っかかることがあります。実際に販売されている大型モデルの外寸を足し算してみました。

モデル 外寸 3辺合計 158cm基準での判定
Kmart 79cm(148L) 79×53×36cm 168cm ✗ 超過
July Checked Plus Expandable(120L) 77×50×35cm 162cm ✗ 超過
July Checked Plus(110L) 77×50×31cm 158cm △ ちょうど上限
Strandbagsの75cmクラス(一般的な大型) 約75×50×30cm 約155cm ✓ 規定内
July Checked(80L) 66×47×29cm 142cm ✓ 規定内
※ANA・カンタス航空の158cm基準で判定しています。JAL(203cm)ではいずれも規定内です。外寸は各社公式サイトの2026年9月2日時点の表示にもとづきます。

Kmartで売られている79cmの大型ケースは148Lという圧倒的な容量ですが、3辺を足すと168cmになり、ANA便やカンタス便では規定を超えます。同じケースをJAL便で預けるなら何の問題もありません。つまり「良いスーツケース」ではなく「その航空券に合ったスーツケース」を選ぶということです。

また、拡張機能(エキスパンダブル)付きのモデルは、拡張した状態でサイズ規定を超えるものがあります。往路は拡張せず、帰国便でおみやげを詰めて拡張したら規定オーバーだった、というのはよくある失敗です。買う前に、拡張後の寸法も足し算しておいてください。

⚠ 買う前に必ずやってほしい3つの確認

① 高さ+幅+奥行きを足して158cm(JALなら203cm)以内か

② 拡張機能付きなら、拡張した状態でも規定内か

③ 本体重量は何kgか(4.5〜6kgが一般的。軽いほど中身を積める)

店頭の表示は「Lサイズ」だけのことが多いので、公式サイトのスペック表で外寸を確認するのが確実です。

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③ ハードかソフトか|素材と構造の選び方

サイズが決まったら次は素材です。結論から言うと、留学・ワーホリで初めて渡豪される方にはハードタイプをおすすめしています。中身が守られること、雨に強いこと、そして施錠しやすいことが理由です。ただしソフトタイプが向く場面もあるので、両者の違いを整理しておきます。

項目 ハードタイプ ソフトタイプ
中身の保護 強い。上に荷物を積まれても潰れない 弱い。壊れ物には向かない
本体の重さ 重め(大型で4.5〜6kg) 軽め。同容量なら1kgほど軽いことも
容量の融通 詰め込みが効かない 多少なら押し込める
雨・汚れ 強い。拭けば済む 染みることがある
保管しやすさ かさばる。シェアハウスでは置き場所に困る 隙間に立てられる。つぶせるモデルもある
向いている人 家電・化粧品など壊れ物が多い方、初めての長期渡航の方 荷物量が読めない方、国内を頻繁に移動する予定の方

ハードタイプの素材は主にポリカーボネートとABS樹脂の2種類です。ポリカーボネートは衝撃を受けたときに割れずにたわんで戻る性質があり、軽さと粘り強さのバランスに優れています。ABS樹脂は安価ですが、寒暖差や強い衝撃で割れることがあります。価格差は数千円から1万円程度で、1年使うことを考えればポリカーボネートを選んでおくほうが安心です。

開閉部分については、日本ではフレームタイプ(金属枠をパチンと留める形式)が防犯面で優れているとされてきましたが、近年はファスナータイプでも二重ファスナーや切り裂き防止素材を採用したモデルが増えています。フレームタイプは本体が重くなりがちなので、重量制限が厳しい路線ではファスナータイプのほうが結果的に多く積めることもあります。

オーストラリアならではの視点をひとつ加えると、現地ではスーツケースを「移動用」ではなく「収納家具」として使う期間が長いという現実があります。シェアハウスのクローゼットが小さいため、季節外の服を入れたままベッドの下や部屋の隅に置いておく方がとても多いのです。この用途では、自立して立てられて中身が湿気らないハードタイプが有利です。

④ 見落としやすい5つのチェックポイント

サイズと素材が決まったら、あとは細部です。ここを外すと現地で毎日ストレスになります。

①キャスター(車輪) 4輪(8輪)の360度回転タイプを選んでください。2輪は段差に強い反面、常に傾けて引く必要があり、20kg超の荷物では手首に負担がかかります。オーストラリアの都市部は歩道の舗装が日本ほど平坦ではないので、静音タイプのダブルキャスターだとさらに快適です。

②本体重量 前述のとおり、本体が軽いほど中身を多く積めます。100Lクラスで4.5kgを切っていれば軽量、6kgを超えると重めです。店頭では持ち上げてみて、空の状態でも重いと感じるなら、荷物を詰めたあとの取り回しはさらに厳しくなります。

③TSAロック アメリカ経由の便を使う場合は必須です。TSAロックがないと、施錠された荷物は錠を壊して検査されることがあります。日豪の直行便だけなら必須ではありませんが、将来アメリカ方面へ旅行する可能性を考えると付いているモデルを選んでおいて損はありません。

④拡張機能 帰国時のおみやげ用にあると便利ですが、拡張した状態でサイズ規定を超えないかは必ず確認してください。また、拡張して詰めると重量オーバーになりやすいので、あくまで「容量に余裕を作る」機能と考えるのが安全です。

⑤保証と修理 1年以上使うなら、壊れたときにどうするかまで考えておきます。日本のブランドを持ち込むと、オーストラリアで壊れたときに修理できません。逆にオーストラリアで買ったAntlerやJulyは現地に修理拠点があり、生涯保証を掲げています。長期滞在の方にとっては、これは意外に大きな差です。

📌 あると本当に助かる小物

① 荷物用のデジタルスケール(空港のカウンターで慌てない。1,000〜2,000円)

② 圧縮袋(冬服とタオル類の体積が半分になる)

③ スーツケースベルト(ターンテーブルで自分の荷物をすぐ見分けられる)

黒いスーツケースは空港で取り違えが起きやすいので、ベルトかステッカーで目印を付けておくことをおすすめします。

⑤ スーツケースは1個?2個?現地に着いてからの現実

大型スーツケース2個で階段に苦戦する様子と、1個とバックパックで身軽に移動する様子の比較

「JALなら2個無料だから2個持っていこう」と考える方は多いのですが、現地の事情を知ったうえで判断していただきたい部分です。

空港に着いてからの動線を想像してみてください。シドニー空港からシティへは電車で15〜20分ですが、駅にはエスカレーターがない乗り換えもあります。シェアハウスやホームステイ先が2階以上で、エレベーターがない建物も珍しくありません。大型スーツケース2個を一人で階段の上まで運ぶのは、体力のある方でもかなりの重労働です。タクシーやUberを使えば済む話ではありますが、空港からシティまでで40〜60ドルほどかかります。

さらに、留学生の多くは滞在中に1〜3回引っ越しをします。ホームステイからシェアハウスへ、シティから郊外へ、あるいはファームジョブのために別の州へ。そのたびに大型2個を運ぶことになります。

おすすめしているのは、大型スーツケース1個+機内持ち込みサイズのケースかバックパック1個という組み合わせです。合計の容量は2個持ちに近づけながら、片手が空くので階段も電車も一人で対応できます。機内持ち込み側には貴重品・パソコン・1泊分の着替え・常備薬を入れておくと、万一預け荷物が遅延しても困りません。

そして、どうしても荷物が入りきらない場合は、無理に日本から全部持っていく必要はありません。次のセクションで見るとおり、オーストラリアではスーツケースが日本と同等かそれ以下の価格で買えます。2個目は現地で調達する、と割り切ったほうが、費用面でも移動の負担の面でも合理的です。

⑥ オーストラリアでスーツケースを買う|店舗別ガイド

オーストラリアでスーツケースを買う3つの選択肢を比較した図。量販店、鞄専門店、中古の価格帯を表示

ここからは、日本語の記事ではほとんど扱われていない「現地で買う」という選択肢です。渡航後に2個目が必要になった方、日本から持ってきたケースが壊れた方、旅行用にもう一回り小さいものが欲しくなった方に向けた内容ですが、渡航前の方にとっても「向こうで買えるものは持っていかない」という判断材料になります。

まず全体像を価格帯で整理します。金額はすべて2026年9月2日時点のオーストラリアドル表示で、1AU$=100円で換算した目安も併記しています。

購入先 大型の価格帯 特徴 向いている人
Kmart AU$99〜129
(約1万〜1万3,000円)
79cm・148L・TSAロック付き・8輪でAU$129。全豪に店舗あり とにかく安く2個目を用意したい方
BIG W AU$45〜589
(約4,500〜5万9,000円)
格安ブランドからSamsoniteまで。大型はAU$55〜200が中心 予算に合わせて選択肢を比べたい方
Strandbags AU$134〜699
(約1万3,000〜7万円)
全豪234店舗。実物を見て買える。常時セールあり 質と価格のバランスを取りたい方
Antler AU$365〜449
(定価。30〜50%オフが多い)
110年の歴史を持つブランド。生涯保証 帰国後も長く使いたい方
July AU$395〜695
(約4万〜7万円)
メルボルン発。生涯保証・名入れサービス 一生モノとして買いたい方
中古 AU$20〜80
(約2,000〜8,000円)
帰国する留学生が手放したものが多く出る 短期滞在・つなぎで使いたい方
※価格は2026年9月2日時点で各社公式サイトに表示されていた大型(チェックイン用)モデルの範囲です。為替と在庫により変動します。

最安帯|Kmart・BIG W・Target

とにかく安く済ませたいならKmartです。日本でいうドン・キホーテとニトリを足したような大型ディスカウントストアで、ほぼすべての都市のショッピングセンターに入っています。79cmの大型ハードケースはポリカーボネート製・148L・TSAロック付き・8輪キャスターでAU$129。本体重量5.5kg、最大積載25kgという仕様です。日本で同等スペックを買うと2万円は下らないことを考えると、かなり安く感じます。

ただし前述のとおり、このモデルは3辺合計168cmでANA便・カンタス便のサイズ規定を超えます。あくまで現地での引っ越し用・国内旅行用と割り切るか、JAL便で帰国する方向けと考えてください。

BIG WはWoolworths系列のディスカウントストアで、大型スーツケースの価格帯はAU$45から589と幅広く、Swiss、FlyFirst、Pierre Cardinといった手頃なブランドからSamsoniteの上位モデルまで揃います。大型はAU$55〜200のあたりが中心で、Swiss Maltaの大型がAU$55、Farrの大型がAU$109といった値付けです。Kmartより選択肢が多いぶん、スペックを見比べたい方に向いています。

中心価格帯|Strandbags

Strandbags(ストランドバッグス)は1927年創業、オーストラリアに234店舗・ニュージーランドに26店舗を展開する鞄の専門チェーンです。日本でいえば、ショッピングモールに必ず入っている鞄屋という位置づけで、シドニーやメルボルンの主要ショッピングセンターにはほぼ入っています。現地で「スーツケースどこで買えばいい?」と聞くと、まず名前が挙がる店です。

大型(75〜83cm)の取り扱いはAU$134.50から699まで。扱っているのはSamsonite、American Tourister、Antler、Flylite、そして自社ブランドのNereです。2026年9月時点の実売例としては、Nere Storiの75cmがAU$134.50から、Flylite Lilyの75cmがAU$144、American Tourister Linexの81cmがAU$219、Samsonite Oc2liteの75cmがAU$232.50といったところです。

Strandbagsの利点は、実物を持ち上げてキャスターを転がして選べることと、年間を通じて何かしらのセールをやっていることです。定価で買う必要はほぼありません。自社ブランドのNereは2022年に立ち上げられた比較的新しいラインで、価格を抑えつつ見た目が今風なので、留学生に選ばれやすい価格帯です。

長く使うなら|Antler・July

Antler(アントラー)は1914年創業のイギリス発ブランドで、2020年にStrandbagsグループが買収し、現在はオーストラリアでも自社店舗とStrandbags店頭の両方で展開されています。大型モデルの定価はAU$365〜449ですが、30%オフや50%オフのセールが頻繁に入るため、実質AU$182〜280あたりで買えることが多いです。製造上の欠陥に対する生涯保証を掲げており、現地で修理を受けられるのが強みです。

July(ジュライ)はメルボルン発のブランドで、オーストラリアでここ数年もっとも存在感を増しています。チェックイン用の大型はAU$395〜695。Checked(80L・3.8kg・AU$395)、Checked Plus(110L・4.8kg・AU$445)、Checked Plus Expandable(120L・5.5kg・AU$495)といったラインナップで、110Lで4.8kgという軽さは同クラスのなかでも優秀です。生涯保証と100日間の返品保証、名入れサービスが付きます。

この価格帯は「留学中だけ使う」には高く感じますが、帰国後も10年単位で使うつもりなら十分に選択肢に入ります。特にJulyのCheckedシリーズは3辺合計142〜158cmに収まっているモデルが多く、航空会社の規定を意識して設計されている点は評価できます。

中古という選択肢

短期滞在の方や、帰国が近くて2個目が一時的に必要なだけの方には中古が現実的です。オーストラリアではFacebook MarketplaceとGumtreeが個人売買の主戦場で、シドニーやメルボルンでは常時、留学生や旅行者が手放したスーツケースが出品されています。帰国シーズンには状態の良いものがAU$20〜80程度で並びます。

もうひとつが、VinniesやSalvosといったop shop(チャリティショップ)です。寄付された品物を安く売る店で、スーツケースも定番の商品です。品揃えは運次第ですが、AU$15〜40程度で見つかることがあります。

中古を買うときは、キャスターの回転、ファスナーの噛み具合、ハンドルの伸縮の3点を必ず確認してください。この3つはいずれも自分では直せず、壊れると使い物になりません。逆に外装の傷は実用上まったく問題ありません。

買い時はいつか

オーストラリアの小売は、年間を通じて大型セールの日程が決まっています。急ぎでなければ、これらに合わせるだけで3〜5割ほど安く買えます。

セール 時期 特徴
ボクシングデーセール 12月26日〜年始 1年で最大規模。旅行シーズン前で在庫も豊富
ブラックフライデー 11月下旬 近年はボクシングデーに匹敵する値引き幅
EOFYセール 6月(会計年度末) オーストラリア特有。在庫処分の色が濃い
Click Frenzy 5月・11月 オンライン限定。短期集中型
※StrandbagsやAntlerは上記以外にも独自のセールを随時実施しています。定価で買う必要はほとんどありません。

💡 「日本で2個買う」より「日本で1個+現地で1個」のほうが安いことがある

① 日本で大型2個を揃えると、3万〜5万円かかることが一般的です

② 日本で1個(2万円前後)+現地でKmartの1個(AU$129=約1万3,000円)なら、合計3万3,000円ほど

③ しかも渡航時に大型2個を一人で運ばずに済みます

現地で買うぶんは「必要になってから買う」ことができるので、そもそも買わずに済む可能性もあります。

現地で何が買えるか、渡航前に知っておくだけで荷物は減ります!

⑦ 帰国するときスーツケースをどうするか

意外と相談が多いのが、帰国時の処分です。現地で買い足したスーツケースを2個とも持ち帰ると、超過料金がかかることがあります。選択肢は3つです。

売る Facebook MarketplaceかGumtreeに出品します。帰国前の留学生は家具・自転車・調理器具などをまとめて手放すので、スーツケースも一緒に載せると引き取り手が見つかりやすくなります。出品は帰国の2〜3週間前が目安です。直前だと値下げ交渉に応じるしかなくなります。

寄付する 売れ残った場合や時間がない場合は、VinniesやSalvosなどのop shopに持ち込めば引き取ってもらえます。店舗の営業時間内に持参するのが原則で、閉店後に店先に置いていくのは不法投棄扱いになるので避けてください。

自治体の粗大ごみ回収に出す 各councilが実施しているhard rubbish collection(無料の粗大ごみ回収)に出す方法もあります。ただし予約制で、地域によっては数週間待つことがあるため、帰国直前では間に合わないことが多いです。シェアハウスを出る日程が決まった時点で調べておくと安心です。

なお、どうしても荷物が入りきらない場合は、日本郵便の国際小包やヤマト運輸の国際宅急便で送るという手もあります。ただし船便でも1箱1万円前後かかり、到着まで1〜2ヶ月かかります。本や書類のように重くてかさばるものだけを送り、衣類は現地で手放すという使い分けが現実的です。

⑧ 荷造りで気をつけたいオーストラリア特有の注意点

最後に、スーツケースの中身についてオーストラリアならではの注意点を3つだけ挙げておきます。

検疫(バイオセキュリティ)の申告 オーストラリアは世界でも屈指の検疫の厳しさで知られています。食品、植物、種子、木製品、動物由来の製品は入国カードでの申告が必要です。日本から持っていきがちなインスタント食品やお菓子、お守り、木製の民芸品なども対象になることがあります。申告さえすれば検査を受けたうえで持ち込めるものも多く、問題になるのは「申告しなかったこと」です。詳しくはオーストラリアの持ち込み禁止品一覧の記事と、農業・漁業・林業省のTravelling to Australiaをご確認ください。

電圧とプラグ オーストラリアの電圧は230V、プラグは「ハの字」型のOタイプです。日本の100V専用の家電はそのまま使えません。ドライヤーやヘアアイロンは変圧器を持っていくよりも現地で買ったほうが安く、Kmartなら20〜40ドル程度です。この判断だけでスーツケースの容量が数リットル空きます。

衣類の量 シドニーやブリスベンは冬でも日中15度前後まで上がり、日本のような厚手のコートはほとんど出番がありません。一方で朝晩は冷えるため、重ね着できる薄手のものを複数持つほうが実用的です。持ち物全般についてはオーストラリア留学・ワーキングホリデーに必要な持ち物リストで詳しくまとめています。

📝 現地で買えるので持っていかなくてよいもの

① シャンプー・洗剤・化粧水などの液体類(重いわりに現地で安く買える)

② タオル・ハンガー・寝具(Kmartで数ドル)

③ 100V専用の小型家電(そもそも使えない)

この3つをやめるだけで、スーツケース1個ぶんの余裕が生まれることも珍しくありません。

よくある質問(FAQ)

Q. オーストラリア留学に持っていくスーツケースは何リットルが最適ですか?
A. 6ヶ月以上の長期なら95〜105L、3〜6ヶ月なら85〜95L、1〜3ヶ月なら70〜85Lが目安です。
ただし容量だけで選ぶと失敗します。実際に上限を決めているのは航空会社の「3辺合計158cm」と「1個23kg(またはカンタスなら合計30kg)」という規定で、110Lを超えるクラスはサイズ規定に引っかかることがあります。まず利用する航空会社の規定を確認し、その枠内で最大の容量を選ぶ、という順番が正解です。

Q. スーツケースは2個持っていったほうがいいですか?
A. ほとんどの方は1個で足りますし、そのほうが現地で楽です。
JALやANAのように2個まで無料で預けられる路線でも、到着後に空港から電車やバスで移動し、階段のあるシェアハウスに入ることを考えると、大型2個を一人で運ぶのはかなりの負担です。大型1個に機内持ち込みサイズのケースかバックパックを足す組み合わせが、荷物量と機動力のバランスが最も良くなります。

Q. スーツケースはオーストラリアで買ったほうが安いですか?
A. 最安帯なら日本と大きく変わらないか、むしろ安いこともあります。
Kmartでは79cm・148Lでスーツケースが2026年9月時点でAU$129、BIG Wでは大型が同じくAU$55前後から売られています。1AU$=100円で換算すると5,500円から1万3,000円ほどです。渡航時にすべてを日本から持ち込まず、2個目は現地で買い足すという考え方は、費用面でも移動の負担の面でも合理的です。

Q. 100L以上の大型スーツケースは航空会社の規定に引っかかりませんか?
A. 引っかかることがあります。
ANAとカンタス航空は1個あたり3辺合計158cm以内という規定ですが、Kmartの79cmサイズ(148L)は79×53×36cmで合計168cm、Julyの110Lモデルは77×50×31cmで合計158cmとちょうど上限です。JALは203cmまで認めているため同じケースでも問題ありません。買う前に必ず外寸を足し算し、利用する航空会社の基準と照らし合わせてください。

Q. ハードタイプとソフトタイプはどちらを選ぶべきですか?
A. 留学・ワーホリで初めて渡航するならハードタイプをおすすめします。
中身が守られること、雨に強いこと、施錠しやすいことが理由です。素材はポリカーボネートが軽さと粘りのバランスに優れています。一方、荷物量が読めない方や、オーストラリア国内を頻繁に移動する予定の方は、多少なら押し込めて隙間に立てられるソフトタイプが向いている場面もあります。

Q. 帰国するときスーツケースはどうすればいいですか?
A. 売る、寄付する、持ち帰るの3択です。
Facebook MarketplaceやGumtreeでは帰国前の留学生が家具や生活用品と一緒にスーツケースを手放しており、状態が良ければ数十ドルで売れます。売れ残った場合はVinniesやSalvosといったop shop(チャリティショップ)に寄付できます。買ったばかりで状態が良いものは、そのまま帰国便に載せて持ち帰るのが一番無駄がありません。

この記事の情報源

この記事は、2026年9月2日時点で各航空会社および各販売店が公表している情報にもとづいて作成しています。手荷物規定・価格・在庫は変わることがあるため、実際にご購入・ご搭乗の際は必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。


まとめ

スーツケース選びは容量から入ると失敗します。先に決まっているのは航空会社の規定であり、3辺合計158cm(JALなら203cm)と1個23kg、あるいは合計30kgという枠のなかで、いかに本体が軽く使いやすいものを選ぶかという問題です。100Lを超える大型ほど規定に引っかかりやすくなるので、店頭では「Lサイズ」ではなく外寸の足し算で判断してください。

1年以上滞在する方も、荷物を全部日本から持っていく必要はありません。大型1個に機内持ち込みサイズを足した組み合わせで渡航し、足りなければ現地で買い足す。オーストラリアではKmartでAU$129、Strandbagsで実物を見てAU$150〜250というあたりで十分なものが手に入りますし、セール時期に合わせればさらに安くなります。短期滞在の方なら中古で数十ドルという道もあります。

荷物の量は、渡航先の生活をどれだけ具体的に想像できているかで決まります。どこに住み、どう移動し、何を現地で買うのか。そこが見えていれば、スーツケースの答えは自然に出てきます。まだ全体像が固まっていない段階でも構いませんので、気になることがあればお気軽にご相談ください。


アイエス留学のサポート

スーツケース選びは渡航準備のごく一部ですが、そこで迷うということは、その先の「現地でどう暮らすか」がまだ見えていないということでもあります。住む場所、通う学校、移動手段、そして働き方まで含めて具体的にイメージできれば、持っていくべきものは自然に決まります。

アイエス留学は、30年以上・30,000人以上の留学生をサポートしてきました。2025年7月からは、オーストラリア政府登録の日本人移民代理人(MARN)による日本語でのビザ相談も始めています。これまで培った経験と専門知識を活かし、失敗しない学校・コース選びから、戦略的なビザ申請まで一人ひとりに合わせたサポートをご提供します。

  • プロによる専門サポート: シドニー現地に日本人スタッフが常駐しているため、渡航前の準備だけでなく、到着後の生活立ち上げまで切れ目なくご相談いただけます。
  • 確かなプランニング: 滞在期間・予算・目的から逆算して、学校選びと滞在先、渡航時期までを一本の計画としてご提案します。
  • オーダーメイドのアドバイス: 荷物の量ひとつをとっても、ホームステイかシェアハウスか、都市部か郊外かで最適解は変わります。あなたの条件に合わせてお答えします。

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