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オーストラリアでコンタクトはどこで買える?処方箋・洗浄液・通販

オーストラリアの検眼士がコンタクトレンズについて説明する様子。GPでなく検眼士が処方する仕組みを表した一枚

「オーストラリアに着いたらコンタクトが残り少ない」「日本と同じレンズはどこで買えるの?」——留学やワーキングホリデーで長く滞在すると、コンタクトレンズと洗浄液の買い足しは避けて通れません。日本では眼科で検査を受けてそのまま買うのが一般的ですが、オーストラリアでは仕組みが少し違います。

いちばん大きな違いは、コンタクトの処方をするのが病院のGP(かかりつけ医)ではなく、眼鏡店にいる「検眼士(Optometrist)」だという点です。処方箋のコピーをもらえば、店舗でも通販サイトでも自分に合った買い方を選べます。

この記事では、処方箋をもらう流れと検査費用(Medicare対象外の留学生・ワーホリの場合)、Specsavers・OPSM・Bupa Opticalの店舗、Vision Direct・Clearly・QUICKLENSなどの通販サイトの送料と届くまでの日数、Chemist Warehouseで買える洗浄液の商品名と価格までをまとめました。カラコンの扱いや保険の注意点も、公式情報をもとに解説します。

渡航前の準備や滞在中の生活で迷うことがあれば、記事の最後からいつでも無料相談を受け付けています。

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オーストラリアでコンタクトを処方するのは誰?

結論から言うと、オーストラリアでコンタクトレンズの検査・処方・フィッティングをしてくれるのは検眼士(Optometrist/オプトメトリスト)です。検眼士は国家資格を持つ目の専門職で、SpecsaversやOPSMといった眼鏡店のほか、個人の検眼クリニックにもいます。

オーストラリア政府の健康情報サイト healthdirect は、検眼士の眼科検査を受けるのに医師の紹介状は不要で、必要があれば検眼士が処方箋を出し、それを使って眼鏡やコンタクトを別の店で買うこともできる、と案内しています。

法律上の根拠もはっきりしています。オーストラリアの医療従事者を規制する国の法律(Health Practitioner Regulation National Law)第122条では、コンタクトレンズを含む「optical appliance(視力補助器具)」を処方できるのは、検眼士または医師と定められています。

専門家 コンタクトとの関わり 受診のしかた
検眼士(Optometrist) 視力検査・コンタクトの処方・フィッティング・装着指導まで一貫して担当 紹介状なしで直接予約できる。眼鏡店に常駐
GP(かかりつけ医) 法律上は医師として処方できるが、レンズのフィッティングは通常行わない。目の感染症などの相談先 クリニックに予約。必要なら眼科医へ紹介
眼科医(Ophthalmologist) 目の病気の診断・手術を行う専門医。コンタクトの処方もできる GPまたは検眼士の紹介状が必要
※出典:healthdirect「The role of an ophthalmologist」ほか。2026年9月14日時点

⚠ 「GPでコンタクトの処方箋をもらう」は遠回り

① この記事の旧版を含め、「病院(GP)で処方箋を書いてもらう」という情報を見かけますが、コンタクトを買うための処方箋は検眼士でもらうのが一般的です。

② GPを予約しても、結局は検眼士を紹介されることになり、時間と診察料が余計にかかります。

③ 目の痛み・強い充血・視界のかすみなど「病気かもしれない」症状があるときは、GPや検眼士に相談しましょう(目のトラブルが起きたときの相談先で解説)。

処方箋をもらう流れと検査費用

検査から購入までの4ステップ

オーストラリアでコンタクトレンズの処方箋をもらうまでの4ステップ図。予約・検査・フィッティング・購入の流れ

初めてオーストラリアでコンタクトを作る場合の流れは、次のとおりです。すでにコンタクトを使っている人も、手順は基本的に同じです。

① 予約する SpecsaversやOPSMなどの公式サイトから、近くの店舗の「Eye test」または「Contact lens consultation」を予約。コンタクトを使っている人は、当日レンズを着けて行くよう案内されることがあります
② 眼科検査を受ける 視力と目の健康状態をチェック。Specsaversでは、コンタクトの相談を受ける前提として過去2年以内の眼科検査が必要です
③ コンタクトのフィッティング 検眼士が目の表面を確認し、試しにレンズを着けて見え方と着け心地をチェック。初めての人はスタッフが着け外しとケアの方法を教えてくれます
④ 処方箋を受け取って購入 その店舗で買うか、処方箋のコピーをもらって通販サイトなどで購入。度数(Power)、ベースカーブ(BC)、直径(DIA)、商品名が書かれています

なお、眼鏡の処方箋とコンタクトの処方箋は別物です。眼鏡の度数をそのままコンタクトに使うことはできないので、コンタクト用の検査を受ける必要があります(Specsavers公式ガイド)。

検査費用の目安(Medicare対象外の場合)

オーストラリア国民や永住者は、公的医療保険のMedicareで眼科検査が無料(bulk billing)になることが多いですが、日本はオーストラリアと相互医療協定を結んでいないため、日本人の留学生・ワーホリはMedicareの対象外で、検査費用は自費になります。Medicareの仕組みそのものは、下記のGPの記事で詳しく解説しています。

チェーン メニュー 料金(Medicareなし)
Specsavers 総合眼科検査(OCT 3Dスキャン込み) AU$82.70(1AU$=100円の場合:約8,300円)
OPSM Contact Lens Consultation(初回フィッティング+装着・ケアのレッスン、約40分) AU$49(コンタクト購入時に代金へ充当)
Bupa Optical 眼科検査・コンタクト相談 Medicare対象外の相談は料金がかかる場合あり。金額は店舗に確認
※2026年9月14日時点の各社公式サイトの表示。店舗・検査内容によって変わるため、予約時に必ず料金を確認してください。

Specsaversの場合、コンタクトの相談そのものの料金は公式サイトに掲載されていません。初めての人は「眼科検査+コンタクト相談」の2つが必要になることがあるので、予約の際に「I don’t have Medicare. How much is the contact lens consultation?」と聞いておくと安心です。

処方箋の有効期間とコピーのもらい方

検眼士を監督する国の機関、Optometry Board of Australia(オーストラリア検眼士委員会)のガイドラインでは、処方箋には発行日と有効期限を必ず記載することになっています。期限は検眼士が目の状態を見て決めますが、Clearlyの案内によるとコンタクトの処方箋は一般に1年です。

📌 処方箋のコピーは追加料金なしでもらえる

① 同ガイドラインでは、検査代を払ったあとに患者が求めれば、検眼士は追加料金なしで処方箋のコピーを渡さなければならないと定めています。

② コンタクトの場合は、フィッティングで問題がないと確認できた時点で最終的な処方箋が出ます。お試し用に短期間だけ有効な仮の処方箋が出ることもあります。

③ 検査を受けた店舗で買う必要はありません。「Can I have a copy of my contact lens prescription?」と伝えて受け取り、写真に撮って保存しておけば、通販サイトでの入力にも使えます。

店舗で買う:主要チェーン3社

オーストラリアでコンタクトレンズを店舗と通販サイトで買う方法を比較したイラスト。処方箋があれば両方で購入できる

その場で検眼士に相談できて、トラブル時にも店舗で見てもらえるのが店舗購入のメリットです。ここでは、全国に店舗があり、オンラインストアも持つ大手3社を紹介します。

項目 Specsavers OPSM Bupa Optical
非Medicareの検査料 総合検査 AU$82.70 コンタクト相談 AU$49(購入時に充当) 店舗に確認
無料トライアル ✓(条件あり) — —
オンライン購入 ✓ ✓ 送料無料・5〜7営業日 ✓ 追跡付き送料無料
主な取扱ブランド Acuvue、Alcon、CooperVision、自社easyvision Acuvue、Biofinityなど 処方箋に書かれたレンズのみ販売
※2026年9月14日時点の各社公式サイトより。「—」は公式サイトで確認できなかった項目です。

Specsavers(スペックセイバーズ)

オーストラリアで店舗数の多い眼鏡チェーンです。Medicareなしの総合眼科検査はAU$82.70で、目の奥の状態を立体的に撮影するOCTスキャンまで含まれています。

コンタクト初心者にうれしいのが無料トライアルです。コンタクト相談のあと、マンスリーなら1ペア、ワンデーなら5ペアを自宅で試せます。ただし店舗限定・1人1回で、カラーレンズやハードレンズは対象外、眼科検査代は含まれず、有効な処方箋が必要です。Specsaversでコンタクトを買うと、購入後6ヶ月間は無料のアフターケアも受けられます。

こんな人に向いている:初めてコンタクトを作る人、買う前にレンズを試したい人。

OPSM(オーピーエスエム)

眼鏡ブランドのRay-Banなどで知られるLuxottica(ルックスオティカ)系の眼鏡チェーンです。Contact Lens ConsultationはAU$49で、所要時間は約40分。初回のフィッティングと着け外し・ケアのレッスンが含まれ、この料金はコンタクトを買うときに代金へ充当されます。

オンラインストアではコンタクトの送料が無料で、在庫があれば5〜7営業日で届きます(在庫がない場合は最大6〜8週間)。注文時に処方箋の画像をアップロードする仕組みで、注文から5日以内に有効な処方箋を出さないとキャンセル・返金になります。

こんな人に向いている:相談料をレンズ代に回したい人、店舗受け取りも選びたい人。

Bupa Optical(ブーパ・オプティカル)

大手民間保険会社Bupaが運営する眼鏡チェーンです。オンラインストアは全注文で追跡付きの送料・返品が無料で、Bupaの保険加入者はコンタクトが20%オフになります(2026年9月時点のサイト表示)。

注意したいのは、処方箋に書かれた商品(例:Acuvue Oasys)しか販売できないと明記している点です。処方箋の商品名と違うレンズを「似ているから」と選ぶことはできません。Medicare対象外の相談は料金がかかる場合があるので、予約時に確認しましょう。

こんな人に向いている:BupaのOSHCやエキストラ保障に加入している人。

通販で買う:おすすめ通販サイト比較

処方箋のコピーがあれば、通販サイトでまとめ買いするのが手間も費用も抑えやすい方法です。旧版で紹介したQUICKLENS・Clearly・Vision Directの3サイトは、2026年9月14日時点でいずれもオーストラリア向けに営業していることを確認しました。

項目 Vision Direct Clearly QUICKLENS
発送元 イタリア・香港・オーストラリア・米国の倉庫 記載なし(オーストラリアのサイト) シンガポール
送料 AU$99以上で標準送料無料 コンタクトは全注文無料 AU$12.90(AU$99以上で無料)
届くまで 標準4〜7営業日/速達2〜4営業日 標準3〜5営業日/速達1〜3営業日 7〜10営業日
処方箋 購入時に数値を入力 有効な処方箋の提出が必要。定期便は豪州・NZの検眼士の処方が条件 最新の有効な処方箋が必要
民間保険の請求 — ✓ 請求書で申請できる ✗ 海外企業のため不可
※2026年9月14日時点の各サイトの配送ページ・FAQ・利用規約より。地方は日数が延びます。取り寄せ品(乱視用・遠近両用など)は発送まで追加の日数がかかります。

Vision Direct

眼鏡とコンタクトを扱う大型通販サイトです。配送案内によると、AU$99以上の注文で標準送料が無料になり、標準配送は4〜7営業日、速達は2〜4営業日。在庫品は24時間以内に発送されます。

購入の流れは公式ガイドのとおり、レンズを選んで処方箋の数値を入力し、数量を選んで決済するだけ。ワンデー・マンスリー・乱視用・カラーなど品揃えが幅広く、90枚入りのまとめ買いでは今回比較したなかで最も安い価格でした。

こんな人に向いている:AU$99以上をまとめ買いして、1枚あたりの価格を抑えたい人。

Clearly

OPSMと同じLuxottica系の通販サイトで、コンタクトは金額にかかわらず送料無料。標準3〜5営業日、速達1〜3営業日と、今回の3サイトでは最も早く届きます。

ポイントは2つあります。1つはオーストラリアの民間保険の請求に使える請求書を発行してくれること。もう1つは、利用規約で定期便(Subscribe & save)の条件を「オーストラリアまたはニュージーランドの登録検眼士による有効な処方箋」としていることです。日本の処方箋のままでは使えない前提なので、現地で検査を受けてから利用しましょう。

こんな人に向いている:少量ずつ早く届けてほしい人、エキストラ保障で払い戻しを受けたい人。

QUICKLENS

日本人の利用者も多い、シンガポールから発送する通販サイトです。送料はAU$12.90で、AU$99以上なら無料。オーストラリアへは7〜10営業日で届きます。30枚入りの価格は3サイトのなかで最も安く表示されていました。

一方で、FAQでは「海外企業のため保険会社のプロバイダー番号を持っていない」としており、オーストラリアの民間保険で払い戻しは受けられません。支払いはVISA・Mastercard・American Express・JCBのクレジットカードと銀行振込です。開封済みの返品はできず、注文後のキャンセルも受け付けていません。

こんな人に向いている:保険の請求をしない人、配送日数に余裕がある人。

同じレンズの価格比較

人気の2商品を、各サイトの一覧ページで比べました(セール・クーポン適用前の表示価格)。

サイト Acuvue Oasys 1-Day Dailies Total1
Vision Direct 30枚 AU$58.45〜/90枚 AU$155.65〜 30枚 AU$62.05〜/90枚 AU$159.25〜
Clearly 90枚 AU$165.99 90枚 AU$163.99
QUICKLENS 30枚 AU$52.90 30枚 AU$46.90
※2026年9月14日時点。価格は頻繁に変わり、Clearlyはクーポンや定期便割引(20%オフ)の表示もありました。購入前に各サイトで最新価格を確認してください。

両目で1日1ペア使うワンデーの場合、30枚入りは片目用で約1ヶ月分なので、実際には2箱ずつ必要です。90枚入りを左右1箱ずつ買うと約3ヶ月分になり、送料無料の条件も満たしやすくなります。支払いに使うカードは、オーストラリアで使えるクレジットカードは? 最新キャッシュレス事情も参考にしてください。

⚠ 処方箋を確認しない通販サイトには注意

① 検眼士の業界団体 Optometry Australia は、処方箋の確認をせずにコンタクトを売る通販サイトの増加に懸念を示しています(2019年6月17日)。

② 同じ発表では、ネットでのコンタクト購入が角膜潰瘍のリスク要因になるという研究や、処方箋なしの販売に最大AU$30,000の罰金を科す州があることにも触れています。

③ 「前と同じ度数だから」と期限切れの処方箋で買い続けず、処方箋の期限が来たら検眼士で検査を受け直しましょう。

現地での生活費や保険の選び方も、あわせてご相談いただけます!

洗浄液・ケア用品のおすすめと価格

洗浄液(Contact lens solution)は処方箋がなくても買えます。品揃えが多く価格も安いのが、大手ドラッグストアのChemist Warehouse(ケミストウェアハウス)です。2026年9月14日時点で、オンラインストアには次のような商品が並んでいました。

ソフトレンズ用

日本と同じく、1本で洗浄・すすぎ・消毒・保存ができる「マルチパーパスソリューション(Multi-Purpose Solution/MPS)」と、中和して使う「過酸化水素タイプ(Hydrogen Peroxide)」の2種類があります。

タイプ 商品名 容量・価格 日本の商品との対応
マルチパーパス Bausch & Lomb Renu Fresh 355ml×3本(3 For 2)AU$23.99/120ml AU$11.99 ボシュロムの「レニュー フレッシュ」と同じブランド
マルチパーパス Bio True(Biotrue) 720ml バリューパック AU$27.99/60ml AU$8.99 ボシュロムの「バイオトゥルー」と同じブランド
マルチパーパス Opti Free PureMoist 2×300ml AU$32.99/3×300ml AU$33.99/90ml AU$8.99 アルコンの「オプティ・フリー」シリーズ
マルチパーパス Opti Free Replenish 2×300ml AU$25.99 アルコンの「オプティ・フリー」シリーズ
マルチパーパス Acuvue RevitaLens 300ml AU$14.99/100ml AU$7.99 アキュビュー(J&J)のケア用品
過酸化水素 Aosept Plus with HydraGlyde 360ml×2本 AU$40.99 アルコンの過酸化水素タイプ(日本の「エーオーセプト」系)
過酸化水素 Oxysept 240ml×3本 AU$32.99 中和錠を使う過酸化水素タイプ
※Chemist Warehouseオンラインストアの2026年9月14日時点の表示価格(セール価格を含む)。店舗とオンラインで価格・在庫が違うことがあります。成分・処方は日本の同名ブランド品と異なる場合があるため、目に合わないと感じたら検眼士に相談してください。

レンズの素材や目の状態によって合う洗浄液は変わるので、コンタクトを処方してもらうときに「Which solution do you recommend?」と検眼士に聞くのが確実です。

ハードレンズ用

ハードレンズ(酸素透過性ハードレンズ、Gas Permeable/RGP)用は、Chemist WarehouseではBostonブランドが中心です。

商品名 容量・価格 特徴
Boston Simplus Multi Action 120ml AU$22.99 洗浄・保存などを1本で行うタイプ
Boston Advance Lens Cleaner 30ml AU$17.99 こすり洗い用のクリーナー
Boston Advance Conditioning Solution 120ml AU$18.99 クリーナーと組み合わせて使う保存液
※2026年9月14日時点のChemist Warehouseオンラインストアの表示価格。日本で使っているハード用ケア用品が現地で見つからない場合もあるため、渡航時に持っていくと安心です。

💡 「Saline(生理食塩水)」は洗浄保存液ではない

① 洗浄液の棚には「Lens Plus Ocupure Saline 360ml(AU$3.99)」「Reclens Normal Saline 500mL(AU$4.49)」のような、とても安い商品が並んでいます。

② これはすすぎ用の生理食塩水で、消毒の効果はありません。値段だけで選んで、保存液の代わりに使わないようにしましょう。

③ 目の乾きが気になるときの目薬(Systaneなど)も同じ売り場にあります。市販薬の買い方はオーストラリアの薬局事情の記事で紹介しています。

日本から持っていく場合の目安と注意点

オーストラリア留学に持っていくコンタクトレンズと洗浄液、予備メガネの準備の様子。3ヶ月分が目安という注意点

渡航直後は住む場所探しや学校の手続きで忙しく、すぐに検眼士の予約を入れるのは大変です。日本から3ヶ月分を目安に持っていき、その間に現地で処方を受ける流れにすると、慌てずに済みます。

オーストラリア保健省薬品・医療品行政局(TGA)は、医療機器を本人用として持ち込むことを認めています。条件は、本人か同行する家族が使うものであること、他人に売ったり譲ったりしないこと、中身が分かるよう元の包装のまま持ち込むことです。TGAが案内する事例では、3ヶ月を超えて滞在する人でも入国時に持ち込むのは3ヶ月分としています(処方薬の事例)。

レンズ本体 元の箱のまま、3ヶ月分を目安に。箱をつぶして中身だけにしない
洗浄液 100mlを超えるボトルは預け入れ荷物に入れるのが無難。国際線の機内に持ち込む液体の制限は国土交通省の案内で確認
処方箋の情報 日本の眼科でもらったレンズの箱や処方データ(度数・BC・DIA・商品名)を写真で残しておくと、現地の検眼士に伝えやすい
予備の眼鏡 目にトラブルが出てコンタクトを休む日のために必須

持ち物全体のチェックは【永久保存版】オーストラリア留学・ワーキングホリデーに必要な持ち物リスト、検疫で申告が必要なものは【2026年最新】オーストラリアの持ち込み禁止品一覧|日本食・お土産の検疫ルールで確認できます。

カラコン(度なし含む)の扱い

オーストラリアで度なしカラーコンタクトを使う前に検眼士の検査を受ける様子。カラコンも処方の対象という注意点

日本で人気のカラコンですが、オーストラリアでは扱いが慎重です。Optometry Board of Australiaのガイドラインでは、処方の対象になる「optical appliance」に、度なしの装飾用・おしゃれ用コンタクト(plano cosmetic and novelty contact lenses)も含まれると明記しています。つまり、度なしでも法律上は「検眼士が処方する器具」の仲間です。

実際にSpecsaversも、カラーレンズは視力矯正が不要な人も使えるが、フィッティングの前に目の検査が必要と案内しています。販売を規制するかどうかは州ごとに決められるため、州によって売り場やルールに違いがあります。

⚠ カラコンは「度なしだから大丈夫」ではない

① 度なしでも目に直接のせる点は普通のコンタクトと同じです。サイズが合わないと、角膜の傷や感染症の原因になります。

② 使いたい場合は、検眼士に「I’d like to try coloured contact lenses.」と相談し、目に合うか確認してもらいましょう。Specsaversの無料トライアルはカラーレンズが対象外なので注意してください。

③ 雑貨店やイベント向けの商品を、検査なしで使うのは避けましょう。

検査代・レンズ代は保険でカバーされる?

基本的に、留学生・ワーホリの保険では検査代もレンズ代もカバーされないと考えておきましょう。政府の健康情報サイトでも、Medicareは眼鏡やコンタクトの費用を対象にしていないと説明されています。

保険 対象 内容
OSHC(学生ビザの保険)基本プラン ✗ Allianz Care OSHCは歯科・眼科(optical)・理学療法は含まれないと明記
OSHC+エキストラ保障 △ 別途加入するExtras(例:Peoplecareの留学生向けExtras)で、処方のある眼鏡・コンタクトが対象になるプランあり。optical は加入から6ヶ月の待機期間があり、度なしのコンタクトは対象外。Bupa OSHCも加入後にExtrasを追加可能
日本の海外旅行保険(ワーホリなど) ✗ 治療費用の補償は病気・ケガの治療が対象。携行品損害でも、あいおいニッセイ同和損保はコンタクトレンズを補償の対象外と明記
Medicare ✗ 日本人の留学生・ワーホリは対象外。対象者でも眼鏡・コンタクト代は補助されない
※2026年9月14日時点。補償内容は保険会社・プランによって異なります。加入中の保険の約款で必ず確認してください。

1年以上の長期留学でエキストラ保障に入る場合、待機期間の6ヶ月が過ぎてから検査やレンズ購入をすると払い戻しを受けられる可能性があります。その場合は、Clearlyのように保険請求用の請求書を出してくれる店舗・サイトで買う必要があります。

目のトラブルが起きたときの相談先

コンタクトを使っていて目が痛い、充血が引かない、見えにくいといった症状が出たら、まずレンズを外して眼鏡に切り替えましょう。そのうえで、症状に合わせて相談先を選びます。

症状 相談先
軽い乾き・違和感 コンタクトを休み、薬局で目薬を相談
充血・痛み・目やにが続く 検眼士またはGP。必要に応じて眼科医に紹介してもらう
激しい痛み・急に見えなくなった 救急(Emergency)を受診

GPの予約方法や日本語が通じるクリニックの探し方は、【2026年最新】オーストラリアのGP受診ガイド|保険・料金・日本語病院で解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. オーストラリアでコンタクトレンズの処方箋はGPでもらえますか?
A. コンタクトレンズの処方箋は、GPではなく検眼士(Optometrist)でもらうのが一般的です。
法律上は医師も処方できますが、レンズのフィッティングや装着指導まで行うのは検眼士で、SpecsaversやOPSMなどの眼鏡店に常駐しています。紹介状は不要で、直接予約できます。目の痛みや充血などの症状がある場合は、GPや検眼士に相談してください。

Q. 日本の処方箋でオーストラリアの通販サイトから買えますか?
A. サイトによって条件が違うため、現地の検眼士で処方を受け直すのが確実です。
たとえばClearlyの定期便は、オーストラリアまたはニュージーランドの登録検眼士が出した有効な処方箋が条件です。数値を入力するだけのサイトもありますが、日本の処方箋の期限切れや、日本で使っていた商品がオーストラリアで売られていないケースもあるため、渡航後に検査を受けて処方箋のコピーをもらっておくと安心です。

Q. 留学生・ワーホリがコンタクトの検査を受けると費用はいくらですか?
A. Medicareの対象外なので、眼科検査とコンタクトの相談料を自費で払います。
2026年9月時点で、SpecsaversのMedicareなしの総合眼科検査はAU$82.70、OPSMのコンタクトレンズ相談はAU$49(レンズ購入時に充当)です。店舗や検査内容で変わるため、予約時に料金を確認してください。

Q. 度なしのカラコンも処方箋が必要ですか?
A. 検眼士に目を診てもらってから使うのが原則です。
オーストラリアの法律では、度なしのカラーコンタクトもメガネやコンタクトと同じ処方の対象の器具として扱われています。販売のルールは州によって違いますが、Specsaversも度なしのカラーレンズでもフィッティング前に目の検査が必要としています。

Q. コンタクトレンズの洗浄液はどこで買えますか?
A. Chemist Warehouseなどの薬局で、処方箋なしで買えます。
ソフトレンズ用ならOpti-Free PureMoist、Renu Fresh、Biotrue、過酸化水素タイプならAosept Plus、ハード用ならBoston Simplusが並んでいます。Salineと書かれた生理食塩水は消毒ができないので、洗浄保存液と間違えないよう注意してください。

Q. 日本から何ヶ月分のコンタクトを持っていけばいいですか?
A. 3ヶ月分を目安に、元の箱のまま持っていき、その間に現地で処方を受ける計画を立てるのがおすすめです。
オーストラリア保健省薬品・医療品行政局(TGA)は、医療機器を本人用として持ち込むことを認めていますが、元の包装のまま持ち込むこと、他人に譲ったり売ったりしないことを条件にしています。

この記事の情報源

この記事は、2026年9月14日時点で各機関・各社が公表している情報にもとづいて作成しています。料金・配送条件・保険の内容は変わることがあるため、実際に検査や購入をされる際は必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。


まとめ

オーストラリアでコンタクトレンズを買うときの出発点は、GPではなく眼鏡店にいる検眼士(Optometrist)です。検査を受けて処方箋のコピーを無料でもらっておけば、SpecsaversやOPSMなどの店舗でも、Vision Direct・Clearly・QUICKLENSなどの通販サイトでも、自分に合った方法で買い足せます。洗浄液はChemist Warehouseで日本でもおなじみのブランドが手に入ります。

初めてコンタクトを作る人はSpecsaversの無料トライアル、相談料をレンズ代に回したい人はOPSM、早く届けてほしい人や保険で払い戻しを受けたい人はClearly、とにかく安く買いたい人はVision DirectやQUICKLENSが候補になります。留学生・ワーホリは検査代もレンズ代も基本的に自費なので、日本から3ヶ月分を持っていき、その間に現地で処方を受けるのがおすすめです。

まずは渡航前に、手持ちのレンズの箱と処方データを写真に残し、予備の眼鏡をスーツケースに入れるところから始めてみてください。


アイエス留学のサポート

コンタクトレンズの買い方のように、オーストラリアでは「日本と同じつもり」で動くと遠回りになることが少なくありません。医療機関のかかり方や保険の選び方など、生活の細かな疑問も渡航前に解消しておくと、到着後の毎日がぐっと楽になります。

アイエス留学は、30年以上・30,000人以上の留学生をサポートしてきました。2025年7月からは、オーストラリア政府登録の日本人移民代理人(MARN)による日本語でのビザ相談も始めています。これまで培った経験と専門知識を活かし、失敗しない学校・コース選びから、戦略的なビザ申請まで一人ひとりに合わせたサポートをご提供します。

  • プロによる専門サポート: 現地での病院・検眼士のかかり方や、OSHC・海外旅行保険の違いなど、生活面の疑問にも経験をもとにお答えします。
  • 確かなプランニング: 滞在期間に合わせて、持っていく物・現地で買う物の準備から保険の選び方まで一緒に整理します。
  • オーダーメイドのアドバイス: 留学かワーホリか、滞在都市や期間に合わせて、一人ひとりに合った学校選びと渡航準備をご提案します。

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